“不便”をみつけにいく時代
幼稚園の先生、保育士を経て、形を変えて
ベビーシッターやファミリーサポートで
子どもと関わって早35年!!!!(驚)
この35年間の世の中の変化には、驚くことが
あまりにも多いです。正直、ついていけてない
部分もたっくさんあります。
これから先の世界でひとつ言えることは、
今以上に“不便”にはならないということ!
さらに進化して”便利“になっていくことは
間違いないですね。
ただ、この”便利“。
昔と今では、便利の意味が違ってきてる
氣がします。
昔々は、“三方よし“の考えがあるように 作り手が、みんなと世の中と少しでも良くなるようにとの思いが形となって現れたもの。
だから、ありがたい氣持ちと一緒に暮らしも
体や心も豊かにしていくものだったと思います。
だけど今は、どれだけ時間を短く、どれだけ人の手を使わずにできるか?など 速さや性能の良し悪しを競争してる氣がします。
そこで、今の“便利”が進んでいく未来に暮らしてる子どもはどう成長するんだろう?を考えてみました。
約20万年と続いてきた人類。
その昔にどれだけ不便があっても 今なお人類が
生きているのは、体を通して たくさん“経験”して
身をもって自分の血や肉にしてきたから。
その経験があるから どうすれば?って“イメージ”を持てるし、イメージを持つから“考える”ことができて人類が進化できた。
今の便利な世の中で暮らす子どものインプットは『知る=知識』頭でだけ知っていることが多そうです。知識だけだと、経験するからできるイメージも考えも浮かびにくい。
生きていく道の選択肢が広がらない。
頭で知っていることを 経験して 膝をポン!と
うつ瞬間。自分の血や肉になった時に初めて
『わかったぁ!』になります。
『知ってる』だけから『わかったぁ!』を
ひとつでも多く子どもが自分の体を通して
経験してほしいことです。
特に子どもは インプットされてないものは
アウトプットできませんから。これからは
“不便“を見つけにいって経験することが
とっても大事な時代だと思います。
みわ村の根っこ”生きる力を育む“にも通じます。
家の中にもネットにもない いろんな経験から
自分の血と肉になったそれを使って生きる!
そして、なんだろう?それって?考えることを
習慣に。自分のこと みんなのこと 世の中のことを思いやる人に育ってほしい。
そんな思いで、探検隊やこども旅はあえて
“不便さ”の中で経験することを大切にしてます。
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