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新宿三井ビルのど自慢大会から都市対抗野球大会のバイブスを感じた夜

お盆休み明けの新宿副都心、そのビルの入居者のみならず「これはYAVAYらしいぞ」と聞きつけた好事家たちが集う祭りがあります。

新宿三井ビルのど自慢大会

昨年で45回を数えるこのイベント、元々は新宿三井ビルにテナント入居している企業や事務所同士の親睦を深めるためにはじまったのですが、回を重ねるごとに出場者や応援のクオリティが高くなっていきました。
※詳細はこちらの現場リポートに書かれている。https://bunshun.jp/articles/amp/8762?page=1

現場に見に行った好事家の一人として、社会人野球の「夏フェス」都市対抗野球大会と類似した点をざっと書き出してみました。

・給与所得者のステージを同じ職場の給与所得者が熱い声援を送る
・声援だけではなくフォーメーションを組んだ応援を行う
・ステージのレベルも高いし、面白い
・真夏の都心で勤め人がやる側も見る側も弾ける
・全力で本気になって楽しんでいる
・21時30分には終わる

私のような部外者ですら、ステージと客席が作り出すうねりにやられてしまうのだから当事者はもっと大変なことになっているのでしょう。まさにバイブスが凄いことになっていたのです。

そしてここにひとつ大きなことにお気づきでしょうか。
ステージに上がっている演者について全く知らなくても面白いと感じているのです。
場の雰囲気とパフォーマンスさえあれば、楽しめてしまうのです。

翻って社会人野球の真夏の大一番である都市対抗野球大会を考えてみましょう。

はじめてご覧になる方は「ここに出てくる選手がわからないからどうしよう‥」と不安になるかと思います。
でも安心してください。東京ドームに来ている観客の9割は選手のこと、そんなに知りません。知らなくても楽しめちゃうんです、不思議なことに。

まずは見たことない野球の大会(グラウンドだけではなく球場全体の雰囲気)に身を委ねて、目の前に起きてることを感じとれたらハマる要素アリです。
三井ビルのど自慢大会に限らず、派手なお祭り見に行って「なんじゃこりゃ?」とか「なんだかわからないけどすごいな」など感じることがあると思います。
その熱気と狂気を野球で味わえるのが都市対抗野球大会だと思うのです。

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