早朝と洗濯機 【詩】
久しぶりに朝5時に起きる
窓の外がほんのり青白い
空気がとまっている
洗濯機が回る前のよう
鶏の声
虫の声
ただそれだけ
朝いちばんのレモン水が身体の中をとおってく
おいしいと感じた
朝のコーヒー片手に庭を歩いてみる
学生の頃のキャンプを思い出す
朝いちばんに起きた空には、まだ星が輝いていて、濃紺と黄金のグラデーション
空の色 空気の色 が変わってく
それを感じることが好きだった
ふとした光景で思い出す昔
時間は自分の体の中に刻み込まれているのかな
誰もまだ起きていない
鶏の声
虫の声
バイクの音が聞こえ始める
誰かの話声も聞こえてくる
洗濯機が少しずつ回り始めた
今日が始まる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?