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「ビジョン」と「人に関する悩み」7つの関連性とは?

「うちみたいに小さな会社に本当にビジョンなんているのかな?」

私が10年以上にわたりスモールビジネス経営者を支援してきた中で、何度も問われてきたことです。

答えは当然、「ビジョンは必要です」となるわけですが、これを問う経営者のほとんどは「ビジョンが必要だということは何となく分かっている」のだと思います。

だけど、ビジョンが経営にどう関わるのか、ビジョンで何が変わるのかのイメージがつかないというのが本当のところなのではないでしょうか。

あるいは、こんな方もいらっしゃると思います。

「現実問題、目の前のことで忙しいのに、5年も10年も先のことなんて考える時間がないんだよね」

そう仰るのもわかります。スモールビジネスの経営者はとにかく忙しくて本当に日々大変な思いをされています。

だけど、その忙しい原因が「ビジョンがないから」だとしたらどうでしょうか?

ビジョンがない、あるいはメンバーに共有されていないがゆえに起こる問題は本当に多いのです。

そこで今回は、特に経営者が頭を悩ませる「人材」に関することにテーマを絞りビジョンの必要性をお伝えしていきたいと思います。自社の状況を思い浮かべながら、ぜひ最後までお付き合いください。

【ビジョンと人材】7つの関連性

1.ビジョンと「離職率」の関連性

ビジョンがない会社では、従業員が将来に不透明感を抱き、離職率の上昇に繋がります。
ビジョンが共有されていると、従業員は組織の未来に共感し、自身の存在価値を感じやすくなります。組織全体のコミットメントが協働関係を促進し、離職を減少させます。

2.ビジョンと「人材採用」の関連性

ビジョンがない会社では、会社として求める人物像が明確ではありません。スキルよりも重要なのは、理想の人物像です。スキルがどうしても必要なポジションの場合には、理想の人物像でスキルのある人を採用することが重要です。
明確なビジョンがあれば、会社の将来の展望や挑戦に共感する人材(理想の人物像)を採用できる可能性を高めてくれます。

3.ビジョンと「モチベーション」の関連性

ビジョンがない会社では、従業員の仕事へのモチベーションが低下します。
明確なビジョンは、仕事の目的を理解しやすくし、モチベーション高めます。自分の働きが組織の大きな目標にどのように貢献しているかを把握することができるからです。日々の仕事をただこなすのではなく、仕事に対する意義を感じることができます。

4.ビジョンと「チーム連携」の関連性

ビジョンがない会社では、チーム方針の不一致やコミュニケーション不足が発生し、業務効率が低下している可能性が高いです。
会社のビジョンに基づいたチームビジョンがある組織では、全体方針や目標が分かりやすく、チームごとの役割も充分に理解した状態で連携を取ることができます。

5.ビジョンと「主体性」の関連性

ビジョンがない会社では、「指示待ち」の従業員か、「自分勝手な行動を取る」従業員のいずれかに悩まされることになります。
明確なビジョンの共有ができていれば、従業員が仕事を「自分事」として捉え、責任感を持ち、主体的に行動します。そして、自分の仕事が組織の目標やビジョンに貢献していることに喜びを感じ、組織全体の成果や成長にコミットしてくれます。

6.ビジョンと「人材育成」の関連性

ビジョンがない会社では、従業員が将来の組織をイメージできません。これは、個々の成長目標が不明確になり、スキルや成果の向上に繋がらないということになります。
明確なビジョンの共有ができていれば、組織で統一された育成や従業員に必要なリソースを提供することもできます。また、従業員が自身の成長と組織の発展を結びつけやすくもしてくれます。

7.ビジョンと「効果的なフィードバック」の関連性

ビジョンがない会社では、仕事の方向性や成果の評価が不透明であるため、従業員へのフィードバックが漠然としています。その結果、従業員は自身の進捗や成長に関する具体的な指針を得にくくなります。
明確なビジョンがあれば、組織の目標やビジョンに基づいて従業員の仕事を公正に評価し、効果的なフィードバックを行うことができます。これにより、従業員は自分が目指す方向性や求められる成果をより明確に理解し、適切な方向への軌道修正が促進されます。


いかがでしたか?
ビジョンがない会社の経営者には本当に悩みが多いです。しかも同じような悩みが繰り返されてしまいます。もちろん、ビジョンがあれば良いというものではありません。

最後に、岩田からの大切なメッセージをお受け取りください


  • そのビジョンは、経営者の情熱から生まれたものですか

  • ビジョンが実現した会社を明確に映像でイメージ出来ていますか

  • ビジョンを共有し従業員に本気になってもらうための取り組みをしていますか

そして、何よりも大切なのがこれです。

【 あなたは経営者として、ワクワクしながらビジョンを語れていますか 】


「ビジョンを語るってことはしていない」「何だか恥ずかしい」と言う経営者もたくさんいらっしゃいます。でも、経営者が楽しそうにビジョンを語り、本気で実現しようとしている姿を見せないで、誰が着いてきてくれるでしょうか。誰が応援してくれるでしょうか?

ぜひ、ワクワクしながらビジョンを語ってください!

そしてもし「7つの関連性」当てはまる課題がひとつでもあれば、以下のいずれかのステップから見直してみてください。

  1. ビジョンを策定する

  2. ビジョンを見直す

  3. ビジョン共有に本気で取り組む

これらを網羅した「ビジョンプログラム」をご提供しています。無料相談もお受けしていますのでお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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