今日の気分は? 202401002 No.334
アイコンがハロウィン仕様に替わりました
今朝の京都は晴れです。1日を通しては晴れのち曇りの予報です。午前7時の気温は21℃。日中は32℃予報で、しつこく真夏日になるようです。
昔は一部分だけ神が変わってる場合もあったようで、鍾馗、猩々、吉祥天女、天鈿女命などの方々が入っていたこともあるようですが、江戸時代中期には現在の形に落ち着いたといわれています。
「あまり広まることはなかったみたいだけど、日本の神だけの七福神もあったみたいなんだ」
「そんな七福神もあったのですね」
「それによると大己貴尊、これは大国主さんだね、次は事代主命、これは大国主さんの息子さん、そして厳島大明神、これは多紀理たち三姉妹だろ?」
「わたくしたち姉妹も入っていたのですね、全然知りませんでした」
「知らなかったんだ」
「オファーはありませんでしたよ。きっと皆さんの許可を得ずに考えたのでしょうね。だから広まらなかったのじゃないでしょうか」
「なるほど、もう意味はないかもしれないけれど、一応最後まで言わせてね。続いては天穂日命、この方はよく知らないけれど、多紀理たちと同じ時に生まれた、五男の中の一神だよね。高良大明神は住吉三神の一神で、底筒男神だし、鹿島大明神は大国主の国譲りで活躍した建御雷神、そして猿田彦大神は天孫降臨の時に、瓊瓊杵尊を筑紫の日向の高千穗の槵触峯まで案内した神様。この七神だったみたい」
「ずらりと有名どころを集めた感じですね」
「どなたも古事記や日本書紀に登場するような錚々たるメンバーだけど、七福神自体が日本独自の信仰なのに広まらなかったのは残念だね」
「残念ですけれど、これで良かったと思いますよ」
「どうして?」
「もし広まっていたら、こんなにのんびりできなかったでしょうし、あなたとも出会わなかったかもしれないじゃないですか」
「それは広めようとしていた人に失礼だよ」
「だって、あなたと一緒にいたいのですもの」
頬が緩みっぱなしだ。話題を変えよっと。
「七福神巡りって京都が発祥なんだって」
「そうなのですか? いつ頃からでしょう?」
「元々は平安時代の毘沙門信仰からなんだけど、それから大黒天や恵比寿天が増え、七福神になったのは室町時代といわれているよ」
「わたくしからすると、結構新しいのですね」
「多紀理の年齢と比較しちゃダメだよ」
「それはわたくしに失礼じゃないですか?」
「そんなつもりじゃなかったけど、ごめんね」
「事実ですからいいんですけどね」
「じゃあ、話を続けるね。全国に広まったのは江戸時代になってからで、今では二百から三百種類ほどの七福神巡りがあると言われているんだって」
「そんなにあるのですか?」
「そうみたい、その中でもこれから行く大黒さんを含めた『都七福神めぐり』は、日本最古の七福神巡りと言われているんだよ」
『都七福神めぐり』では参拝順はないようですが、それぞれの七福神巡りの中には、参拝順が決められている場合もあるようです。
お近くの七福神など参拝される場合は要チェックですね。
七福神は神と名が付いていますが、仏典に定められた事柄に基づいており、祀られている場所も神社だったり寺院だったりします。さらに神もインド (大黒天・毘沙門天・弁財天) 、中国 (布袋尊・寿老人・福禄寿) 、日本 (恵比寿天) と、良くいえばアジアのオールスター、悪くいえば一貫性がなくバラバラな様相です。しかも日本の神が一番少ない。何故なんでしょうね?
ご利益は、七福神が宝船に乗った絵を正月に枕の下に入れて寝ると幸運が訪れるといわれていますが、ずいぶん抽象的な御利益だと思いません?
ではいつがいいのか?
元旦の夜がいいとか、二日の夜がいいとか、三日の夜という話まであります。どれが正解なんでしょうね?
親からだと思うけれど、聞いた覚えがあるのは、元旦の夜に枕の下だったと思うのですけれど……。
ところで、七福神の絵を枕の下に入れて寝ると幸運が訪れるの『幸運』って何だと思いますか?
神様が授けてくださるのですから、個人こじん別々のものなのでしょうか、それとも余りにも数が多いでしょうから、画一的なものなのでしょうか。
ひょっとすると、枕の下の絵の価値で等級が決まっていて、それに見合う福が与えられるとか。
だとすれば、一等はこれ、二等はこれって決めてくれた方がすっきりするのになと思ってしまうのは私だけでしょうか?
福という言葉はすごくいい感じなのに、実際はすごく曖昧な感じですよね。
今から行く大黒天単体では、五穀豊穣・子孫繁栄・開運出世・商売繁盛のご利益があります。
大国主命から聞いた以外の大黒天もご紹介しておきましょう。
大黒天はインドでは『摩訶迦羅』とも呼ばれ、『死を司る神、軍神』として信仰を集めています。
つまり死神です。
また大自在天の化身とも呼ばれ、軍神・戦闘神・富貴神・食堂の神とされていますが、風貌は軍神らしく青黒く憤怒の様相をしています。
因みに大自在天は名称が似ているため、大聖歓喜自在天や他化自在天とよく混同され、リンガ (男根) 信仰と結び付くようです。
室町期になって大国主命と習合し、憤怒の様相から微笑へと変わっていきます。更に江戸期には米俵も現れ福々しい姿となるんです。もし大国主と習合していなければ、今のような福々しい大黒天は存在しなかったでしょう。財運の神の一面はありますが、基本的に戦神であり、憤怒の形相をしていますから、七福神にも選ばれなかったかもしれません。
そうすると、七福神のイメージも変わったかもしれませんね。
大黒天と恵比寿天はそれぞれ七福神ですが、大黒天が農業神、恵比寿天が漁業神であり、商売の神としても信仰されることから、二人一組で信仰されることが多いようです。
つづく
◆新規掲載の企画 (今日のみ)
10/6まで
◆近々最終日を迎える企画 (今日+7日)
10/2 20:00まで 本日最終日です。
10/4夜まで
10/5まで スタエフ朗読ライブ作品および朗読者募集
10/6まで
10/6まで
◆最終日までしばらく時間のある企画 (今日+30日)
10/10 23:59まで
10/25まで
◆最終日までずいぶん時間のある企画 (今日+30日以上)
2025/7/5まで
◆期限なし企画が新しい順に並んでいます。
※投稿された日付から1か月で削除されますが、イベントが終わったわけではありません。
10/28で削除します。ただし、コメント数が100を超えると新しい巻に変わりますのでご注意ください。
10/28で削除します。ただし、毎週土曜日に新しいお題が提供される予定ですのでご注意ください。
10/20で削除します。
10/20で削除します。
10/18で削除します。
10/8で削除します。
毎週日曜から始まる Doudoitu de Rennka 100 にご参加いただきありがとうございます。今回も早々のエンディングでした。
その経過は………
48時間が終わった時点で作品数は「95」。
早々に終わるのかと思ってたら朝7時の段階で作品数は「98」。
まるで大皿に残った遠慮の塊の唐揚げのようでした。
それから14分後にようやくフィナーレを迎えることができました。
今回にご投稿いただいた方と都々逸の作品です。(2024.10.01. 07:14完了)
10月4日 0時~10月9日 23時59分
10月5日 (土) 21:00 〜 22:00
10/8 0:00~10/31 23:59
10/10~10/21
10/16 21時より スタエフ朗読ライブ開催
1曲目は Gilbert O'Sullivan の ALONE AGAIN (NATURALLY) 。
2曲目は LOU REED の Walk on the Wild Side 。
3曲目は Roberta Flack & Donny Hathaway の Where Is the Love 。
お気に入りの曲のリクエストやこういう特集を組んでほしいなどがあればコメ欄にお願いします。ジャンルも問いません。
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