ふぉれすとどわあふ 宇宙からの巻
歩行者bさまの『③冬眠穴から宇宙に飛び出す』に挑戦します。
「じゃあヘビさん、俺はネグラに帰るわ。ウロウロしてて人間に見つかったら大変だからな」
「あらそうなの。じゃあわたくしも戻ろうかしら」
「じゃあな」
「ごきげんよう」
こうしてクマさんは冬眠用の自分のネグラに戻ってきたのです。
クマさんは奥の方へどんどん進み、右側の壁にあるボタンをポチッと押しました。するとクマさんの姿がどんどん薄くなりとうとう見えなくなりました。
「今帰ったでぇ」
「どやった久しぶりの地球は?」
「珍しいモン食べたで」
「なんやそれ?」
「餅って言うとったなぁ。ビヨーンて伸びるんや」
「トルコアイスみたいなモンか?」
「そのトルコアイスが分からんわ」
「トルコアイスもビヨーンて伸びるんや」
「ふーん、そやけどドアーフの娘っ子は餅やて言うてたで」
「おんなじモンかなぁ」
「ちゃうんちゃうか?」
「なんやお前ら全然情報交換できてへんやんけ。何のために地球まで行ってるんや」
「そうは言うけどお頭、もうクマの格好は地球では危のうおまっせ。いつ人間にヤラれるか分かりまへんわ。現にホンマモンのクマはずいぶんヤラレてるっちゅうこっちゃで」
「何でそんなことになっとるんや」
「そりゃ荒したらあかんとこまで人間が荒しとるっちゅうっこっちゃろ」
「ドワーフやエルフ、小人は大丈夫なんか?」
「ヤツらは人間以外の生き物と共存共栄しとるから問題おまへんやろ」
「ということは滅ぼすべきは人間というこっちゃな」
「改心することはないんやろか」
「一部の人はどうや分からんけど、大半の人はもうあかんやろなぁ」
「そやけどその人は区別できるんか?」
「そりゃ無理や」
「ということは全滅させなあかんっちゅうこっちゃな」
「仕方ありまへんなぁ」
「野郎ども、ほないくで!!」
「お頭そんなに力まんでもボタン、ポチッと押すだけですやん」
「あほかお前、一世一代の大勝負やで、ここでカッコつけとかな儂の名前が残らんやろ」
「なんでやねん‼︎」
人類滅亡プランが着々と進められています。
Mr.ランジェリーさまの企画にも参加させていただきます。
期限切れでなければお納めください。
#ふぉれすとどわあふ #塒 #地球 #餅 #ビヨーン #トルコアイス #ドアーフ #ホンマモン #エルフ #小人 #共存共栄 #なんでやねん #人類滅亡プラン #歩行者bさま