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恐怖の準夜勤~乳児院編~

乳児院で働いていたころ、夜勤をしていた。
1クラス、準夜勤(17時~1時)と深夜勤(1時~9時)の2人体制。
18時〜20時まで準夜勤は
子どもたち、10人くらいだっただろうか・・・
1人で見なくてはいけない。
大きなホールで遊んだり、クラスの部屋とは違うお部屋で遊んだりする。

そんな時、退屈しないように
おもちゃを持参する。

乳児院のおもちゃもあるが、
たいがい飽きているので
自腹を切ったおもちゃを
夜勤の時だけ持参する。
もちろん、手作りおもちゃも。

子どもたちが退屈しないで2時間遊ぶのは、何より大変だった。
寝る前なので、眠たくなって機嫌が悪い子もいる。
1人機嫌が悪くなると、なぜか伝染してみんな不機嫌になる。

そうなるとお手上げ!

泣く子、けんかする子、ふらふらして転ぶ子などなど
私まで機嫌が悪くなってしまう(笑)

そうはいっても、収集しなくてはいけない(汗)

そんな時は、大きな袋をドラえもんの効果音付きで持ってくる。

すると機嫌の悪かった子どもたちが好奇心いっぱいの目で見つめてくる。

この瞬間がワクワクしてしまう。

大きな袋から、もったいつけて「これは何かな~」とひとつずつおもちゃを出すと、子どもたちが近づいてくる。

ここぞとばかりに、「どうぞ~!」と袋をひっくり返すと、
子どもたちの機嫌はあっという間にニコニコ笑顔に・・・

こんな苦労をしながら恐怖の準夜勤を乗り越えるのであった(笑)

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