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300トンクッキング

「300トンクッキング」は料理対決を描いたビデオ映画です。内容はテンプレートなまでの料理対決ものですが、友人にラーメンをごちそうになりながら「無駄な時間を過ごしたな」と挑発する鉄工所親父の主人公は外道です。結果、ラーメン勝負することになるのですが、友人の塩ラーメンに対して主人公は牛骨と豚骨と鶏ガラのトリプルスープのラーメンに極端に腰の強い麺をつくって出します。その手法に用いるのがタイトルにもある鉄工所の300トンプレスを使った調理方法です。3種のガラをプレスの下に置き一気にプレスして潰し、それをペール管に入れて、コークスを浸かって丸二日鍋で煮込みます。さらにそれを攪拌ミキサーで仕上げ、特殊な布で不純物を取り除き透明なスープを仕上げます。麺も同じく、攪拌ミキサーを使った後に300トンプレスを使っての異常に腰の強い麺を打ちます。それを自動送り装置の付いたシャーリングマシンで麺にしていきました。結論を言えば鉄工所親父の作ったトリプルスープラーメンは食えたもんじゃなく料理勝負は鉄工所親父の完敗で終わります。主人公の鉄工所親父にトリプルスープにさせた理由は監督によれば「牛と豚は合わないのは説得力あるだろ」というものでした。また対戦相手のラーメンを塩ラーメンにしたのも「塩ならご当地ラーメンとして五月蠅く拘る人もいないだろ」というものでした。

鉄工所の親父 アニメ絵でさわやかにしてみました
300トンプレスマシン

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