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オレだって怪獣だい!

「オレだって怪獣だい!」は1985年の福岡教育大学学生によるビデオ映画です。怪獣の着ぐるみを着た学生が赤間の下宿アパートから徒歩で赤間駅まで歩き、鹿児島本線に乗って博多駅に出て地下鉄に乗り換え天神で展示されている「サイボットゴジラ」に会いに行く映画です。当時の大型のVHSビデオデッキとセパレートなビデオカメラを持った二人組の撮影メンバーと怪獣の三人組で移動しているので奇異な目で見られながらも何かのテレビ局の撮影スタッフとでも勘違いした周囲の人は結構好奇心一杯で寄ってくるのが博多っ子らしくていいですね。それこそ子供だけでなく女性やおっさんまで寄ってきます。「サイボットゴジラ」と親子撮影した後、川端通りを抜けて博多駅へ移動します。この際には怪獣の着ぐるみの頭部は外して素顔を晒して移動します。博多駅で在来線のホームに出た後に撮影スタッフの一人だけ3番ホームで「かしわそば」を食べたりとかしながら赤間に戻ります。赤間では駅からアパートに戻る途中に、駅前のカレーショップ&本屋に立ち寄り着替えさせてもらってからカレーショップでビールジョッキ片手に打ち上げ会をしています。さらに本屋でホビージャパンを購入した後に、スーパー壽屋に寄ったりします。「ご機嫌いかがですかー壽屋」な今は無き壽屋の店内BGMとかある意味貴重です。店内ビデオでパン売り場で流している「鉄腕アトム」と「ジャングル大帝のレオ」が一緒に登場する手塚治虫がキャラデザインした「キリンのイケダパン」のコマーシャルも懐かしい。映画はアパートに戻って怪獣の着ぐるみを全部脱いで「あつー」と一言言ったシーンで終わります。


川端通りに無理矢理合成
着ぐるみに怯える猫
怪獣をつつく少女をAIで作画
部屋にあった猿のフィギュア
ついでにもう一体AIで作画


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