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オニオン
「オニオン」は1987年に東海大学建学祭で特撮研究会会場で視聴した特撮ドキュメント映画です。
内容は、前半はタマネギから誕生した身長3mの怪人オニオンと500円硬貨から産まれた怪人500円玉男との闘争劇。
つぶやきながら大根の町を散歩するオニオンとオニオンをこかせようと次々と罠を仕掛ける500円玉男のスラップスティック。
オニオンの造形は2本のツノが突き出したタマネギ頭で胴体は綠の布で覆われていて3mの身長実現のための骨組みがあると推測されます。
500円玉男の造形はまんま東映の「コンドールマン」のゼニクレージーの頭部を500円玉にしたもので、実際、上映会で特撮研究会のスタッフがインスパイアされたと述べられてていました。
後半は一転ドキュメント。小田急電鉄大根駅(現東海大学前駅)で電車に乗車して新宿を目指して移動する姿を隠し撮り撮影しています。
オニオンに殴りかかる子供や笑って見ている女子高生ら周囲のリアクションはそれはそれで微笑ましくもありますが、ラスト、オニオンは新宿西口で警官に囲まれ職務質問され、そのまま連行されて映画は終了してしまいます。
特撮研究会の上映スタッフによれば、少々時間はかかったが無事解放されたので安心してくださいとのことでした。
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