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forest forest

今までのアーカイブはコチラ→ https://www.niwatomori.com/forest_forest_map/ 森の案内人・三浦 豊が、週に1,2回、日本中の森林、木々… もっと読む
キャラ立ちした木々、無数の森林や名所・・・、 森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことにな… もっと詳しく
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#森

初入御山内

和歌山県の山中へ行きました。 僕が行った所は、 熊野古道にある、滝尻王子( たきじりおうじ )という場所で、 平安時代の公卿・藤原 宗忠が、中右記という書物でこの地のことを「 初入御山内 」と記しており、ここから先は、いよいよ熊野の霊域とされてきた場所です。 ここには2つの川が合流していて、 1月下旬なのに、モコモコと茂る森の前に、 滝尻王子がありました。 王子とは、熊野への巡礼道の中にあって祈りを捧げる要となる場所で、 往時、王子は約90ほどあったと云われてい

崖っぷち

紀伊半島の海岸沿いに、 思わず二度見をしてしまうような景色が広がっていました。 この巨大石柱の長い列は、まるで橋を架ける時の杭のように見えることから、 橋杭岩( はしぐいいわ )と名づけられているようです。 長年の波風の浸食によって、岩盤の硬い所だけが残ったことにより、このような景観が生まれました。 付近の地図によると、 この橋杭岩の向こうには、紀伊半島で最南端にあたる半島と島があるようです。 橋杭岩を眺めていると、なんだか無性にこの先の島へ行きたくなったので、行っ

琵琶湖のモンサンミシェル

滋賀県の、琵琶湖の湖岸へ行きました。 一帯は琵琶湖の北側にある「 湖北水鳥公園 」というエリアで、今も自然のままの湖岸風景が広がっています。 そんな湖岸の茂みを歩きました。 茂みを抜けると、 島に向かって、長細い砂洲( さす )が伸びていました。 最近、雨がとても少ないことで琵琶湖の水面が記録的に低くなり、この景観が生まれました。 最近は「 琵琶湖のモンサンミシェル 」とも言われ始めて、Yahoo ニュースでも大々的に紹介され多くの人が訪れる、ちょっとした名所にな

矮鶏榧( ちゃぼがや )の森

滋賀県の北部、長浜市の山中にある菅山寺( かんざんじ )へ行きました。 お寺といっても、 山中に広大な森が広がっていて、 僕が訪れた11月下旬は、紅葉が見事でした。 そんな森の中で、 矮鶏榧( ちゃぼがや )という、幹が弓形( ゆみなり )に伸びている低木が生えていました。 矮鶏榧( ちゃぼがや )は榧の木( かやのき )の変種で、雪がたくさん積もる日本海側に広く自生をしています。 彼らは、冬は雪の中に埋もれて生きています。 雪の中というと冷たいイメージを持ちが

屋敷林

長野県、安曇野( あずみの )へ行きました。 今回は、長野県の中信地方( ちゅうしんちほう・長野県を四分割したうちの、中央から西部にかけての地域のこと )を中心にツアーを催行されている「 ココブラ信州さん 」の主催で、安曇野地方を代表する屋敷林を有する布山邸( ふやまてい )を訪れるツアーの案内をさせてもらいました。 布山邸は、この地域を代表する名家で、 見事な屋敷林を有する邸宅で、今もご当主がお住まいです。 家の敷地がもしも森だったら・・・、を具現化している、 まさ

海の中道

福岡市、海の中道海浜公園( うみのなかみちかいひんこうえん )へ行きました。 公園は広大な草原が広がっていて、その向こうには、 コスモスの花畑が広がっていました。 そして、その向こうには、

聖地

静岡県、島田市の山中にある、智満寺( ちまんじ )へ行きました。 車を停めた駐車スペースから、山道を7分ほど歩くと、 茅葺( かやぶ )き屋根の、大きな本堂が建っていました。

人気の観光地

( 前回のつづき ) ロープウェーで登った駒ヶ岳の山頂( 標高1456 m )周辺は、なだらかな草原が広がっていました。 ところが、かつては、 昭和60年まで、大きなアイススケートリンクが営業をしていたようです。 丘の上には、 箱根元宮( はこねもとみや )の社殿が建っていました。 まだアイススケート場があった時の昭和39年に、アイススケートを経営していた西武グループの寄付によって再建されました。 この社殿のすぐ横には、 巨石が点在をしていました。

生息地

滋賀県と福井県をつなぐ車道から、 県境に広がる森を歩きました。 森には、大きな橅( ぶな )が、 たくさん生えていました。 山の斜面をしばらく歩くと、

魚付き林の吉祥草

神奈川県、真鶴( まなづる )半島へ行きました。 真鶴は港町で、 半島の先端へ行きました。

美人林

新潟県、十日町市へ行きました。 田園が広がっていて、 ある林を通りぬけると、

中自然の森

( 前回のつづき ) 梅田スカイビルの足元には、 公園とは思えないような茂みがあって、 近づいてみると、 鬱蒼とした茂みのまわりに、水面( みなも )が広がっていました。 そして、 森の中には、小道から入れるようになっていました。 森の中へ入ると、 梅田の只中にいるとは思えない、ナチュラルな雰囲気の茂みになっていました。 入口には看板がありました。 ここは「 中自然( なかしぜん )の森 」という名前のようです。 1993年に竣工した梅田スカイビルと同時

大雨の後

宮崎市の中心地にある、宮崎神宮の杜( もり )です。 僕が参拝をした時の直前まで、数日間、大雨が降りつづいて、 いたる所に、水溜まりができていました。

一本で森

福岡県宇美町、宇美( うみ )八幡宮へ行きました。 ここは、神功皇后が、後の応神天皇を産んだと伝わる場所です。 神功皇后は、西暦170年から西暦269年まで摂政( せっしょう )として政( まつりごと )を行なっていたと云われる女帝です。 そして、この地で誕生した応神天皇は、崩御された後に八幡神として現在も信仰をされています。 そんな宇美八幡宮は、 大きな楠( くすのき )が、何本も生えていました。 そして、本殿に向かって右奥には、 ひときわ大きな楠( くすのき