マガジンのカバー画像

forest forest

今までのアーカイブはコチラ→ https://www.niwatomori.com/forest_forest_map/ 森の案内人・三浦 豊が、週に1,2回、日本中の森林、木々… もっと読む
キャラ立ちした木々、無数の森林や名所・・・、 森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことにな… もっと詳しく
¥360 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2019年9月の記事一覧

川から山へ

( 前回のつづき ) 上有知湊跡( こうづちみなとあと )から、長良川の上流へ行きました。 川は少しずつ急流になっていきながら、 流れが少し緩やかな所もありました。 まるで、ちょっとしたオアシスのような、水がたまっている所があったので、山の方を向いてみると、

うだつの町

岐阜市、金華山( きんかざん )です。 山頂には、戦後になって復元された岐阜城の天守閣があります。 天守閣からの眺めは絶景で、 市内を流れる長良川( ながらがわ )が、よく見えます。 写真を撮ったのは冬です。 季節が変わって秋になって、長良川の上流へ行きました。 長良川沿いを、岐阜市内から20kmほど上流へ行くと、ちょっとしたウッドデッキがあって、その後ろには、 見慣れない、巨大な建造物がありました。

禊場と美しい町

( 前回のつづき ) 女人結界から、天川村の山上川( さんじょうがわ )を下っていくと、 川沿いに、洞川( どろがわ )という集落があります。 大昔から、大峰山の行者をもてなしてきた町です。 高台に登って眺めてみると、 山々に囲まれた洞川の集落がよく見えます。 集落のまわりの山には、

杉のことを書いた、杉材の看板

天川村( てんかわむら )は、奈良県の中部にあって、紀伊半島の屋根といわれている大峰山( おおみねさん )の麓にひろがっている山間の村です。 ありがたいことに、僕は3年くらい前から天川村役場さんとご縁をいただけて、半年に1度くらいの頻度で、村内の森林で案内をさせてもらっています。 10月上旬に、村の中でもかなり上流域にある山上川( さんじょうがわ )沿いの森林を案内させてもらうので、その下見へ行ってきました。 川の水は、すこし青くて、とっても透明でした。 川沿いには、

700mの参道

群馬県、榛名神社( はるなじんじゃ )です。 榛名山の中腹にあって、創建は586年と伝えられている悠久の聖地です。 入口から本殿まで、約700mの参道を歩きました。 参道沿いには、大きな杉が何本も生えていて、 右側を見ると、 渓流が流れていました。 しばらく歩いて、右の方を見上げると、 巨大な岩が屹立していて、 大きな檜( ひのき )が、みごとに生えていました。 渓流に沿った参道の突き当たりには、

まるで神話のような

( 前回のつづき ) 樽前山( たるまえさん )を登りました。 麓の駐車場から10分くらい歩くと、 視界がひらけました。 40分くらい歩いて、斜面の尾根に着きました。 そして、 樽前山の真ん中にある、溶岩ドームが見えました。 明治42年( 1909年 )の噴火でできたものです。 溶岩ドームは、なだらかな丘状の外輪山に囲まれていて、僕はその外輪山を歩きました。 外輪山を歩きながら、溶岩ドームを見ると、 溶岩ドームが全容を見せはじめました。 現在も噴煙を上げ

栗の森から神話の世界へ

北海道、ポロト湖です。 湖畔には、昔からアイヌの人々が住んでいて、 最近まで、ポロトコタンという施設がありました。 この施設は去年の春に閉館して、来年の春に、ウポポイという大きな施設にリニューアルオープンする予定です。 ポロト湖のまわりを歩いて、 湖のまわりに広がる森を歩きました。

オレンジ色や、赤色の

東京都、渋谷駅前のハチ公像です。 9月9日の未明に上陸した台風が通過した直後の10日の朝に行くと、所々の木の枝が折れていました。 それは、渋谷駅前だけではありませんでした。 東京中の街中で、枝が折れていたり、 たくさんの小枝が落ちていたり、 葉っぱが道の上に落ちていました。 そして、道端に集まっていた落ち葉の近くへ行ってみると、 赤っぽいオレンジ色の、榎(えのき)の実が落ちていました。

丘の上で歌おう

( 前回のつづき ) 北海道、北黄金貝塚公園(きたこがねかいづかこうえん)です。 かつての集落の谷あいには湧き水から小川が流れて、割れた石器が置かれた所を通っていました。 その小川に沿って歩くと、ふたたび遺跡の入口に着きました。 復元された縄文時代の家の右側に、なだらかな丘があるなあと思い、なんとなく眺めていると、稜線に白いものが見えたので行ってみました。 僕が行ったのは9月で、ここは標高が低い所だから、さすがに残雪ではありません。 その白い所に近づいて、僕は仰天

石の蘇り

北海道です。 畑や牧場が、雄大に広がっています。 そんな北海道で、最近、個人的に注目しているエリアがあります。 北海道南部の噴火湾に沿って点在している、縄文時代の遺跡群です。 まるで早口言葉みたいですが、環噴火湾文化園( かんふんかわんぶんかけん )と呼ばれています。 このあたりです。 当時の日本の人口分布を考えると、とくに縄文時代後期には、北海道南部に多くの縄文人が住んでいたようです。 ちなみに縄文時代の人口のピークは26万人で、縄文時代後期頃とされていま

3万5000年ぶりの偉業

東京都、上野公園です。 今から146年前の明治6年につくられた、日本で最初の公園の一つです。 広い公園の中にある、国立科学博物館へ行きました。 常設展がされている2階へ行ってみると、 歴史的な事業を成し遂げた、すごい物が展示されていました。

尾瀬

( 前回のつづき ) 尾瀬の湿原から、歩いて1時間半かけて着いた場所は、 轟音(ごうおん)をたてて流れ落ちる、大きな滝でした。 滝の正面に近い角度へまわってみると、 展望台がありました。 柵に身を乗り出して滝を眺めていた人の横に僕も並んで、滝を眺めました。