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受験指導で幸せをもらったはなし

子どもたちを教える仕事もしています。
今年は高校3年生に日本史を教えました。といっても去年の6月から8ヶ月ぐらいですけど。
現役受験生時代依頼の日本史に少し震えましたが山川出版社の詳説日本史を入手し問題集を解きなんとか形にはできたと思います。

私が教えてる生徒は県立高校の中堅(大学進学は半分ぐらい)で狙うは私立文系のの日東駒専レベルです。高い目標です。
学校の大学受験の感度が高くないと中々勉強に身が入らないものですが、この生徒は違いました。暇さえあれば自習室で勉強をしています。もちろん成績は上がるし結果もついてきます。
しかしひとつだけ弱点がありました。学校の進度が遅いために日本史通史すべておわりません。去年の6月で近現代史が丸々残っている状態です。
中高一貫校やほとんどが進学するような高校は3年生はほぼ演習になります。通史は2年で終わります。遅くとも3年の1学期では終わります。この差はとても大きいです。夏休みから共通テストまでの残り半年でこの差を取り戻すのは相当の努力が必要でしょう。
もちろんこれは日本史に限らず他の教科も同じです。もしかすると日本史が一番取り返しやすいかもしれません。

そんな環境の中でこの生徒は自分を信じて、ほとんど弛まず今まで走り続けました。逃げるようなこと最後までありませんでした。
共通テストもその実力通りの結果でした。共通テストで受験を終わらすことはできませんでした。
それでも努力を続けました。追い込まれても焦っていても笑顔を無くさず頑張り続けてます。なかなかできることではないです。

つい先日第2志望の結果発表があり見事合格だったそうです。
私は生徒の前で涙するほど嬉しかったです。だって夢に向かってすごい努力してたんですもの。
すごく素直で明るくてよい子でした。一度も休んだことはありません。冬休みも毎日勉強していました。我が子のように応援していました。そして、大学受験で努力できなかった自分を重ねて、私の分まで頑張ってくれているようにさえ思っていました。
まだ第1志望の試験はこれからですけど、とにかく安心しました。
本当に本当に良かったです。書いてるだけでまた泣きそうです。まだ終わってないんですけどね。

そして今週で私が教えるのも最後となりました。教えながらも学ぶ事が多かったです。その明るい性格で努力家のあなたならこれから出会うどんな困難も乗り越えられるはずです。これから大きく羽ばたいていくように影ながらずっと応援しています。
素晴らしい生徒に出会えて私は幸せです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
タイトル画像はいつの日にか撮影した笠間の清水寺の桜です。

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記事にも仕事にもひとっつも関係ないゲーム実況動画です。ラジオ的にご視聴いただければと思います。

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