7/2定期プログラム
この日は夏空が広がり素晴らしい海日和となりました。翌日に葉山で開催されるHAYAMA HOEのレースに出場するのに合わせてちょっとだけ合わせてみました。
子供たちは、海の活動にもだいぶ慣れてきてパドルを持つことやこの時期に海に入ることも普通のことのようになってきました。海とのいろいろな関わり方を知ることで学校や家庭以外の自分の居場所のようなものができるといいのではないかと思っています。
今回は姉妹クラブでもあり、いつもサポートを頂いている湘南アウトリガーカヌークラブで活動している江ノ島オーシャンキッズのスタッフである小林コーチに来てもらいました。
小林コーチは葉山オーシャンファミリーの葉山ニッパーズを立ち上げこの道20年のベテランです。
https://oceanfamily.jp/nippers#
今回もカヌーを教えてはいるものの大切だと思っていることは、活動を通じて子供たちの野性の力や個性を引き出すこと。また、基本的な海での遊び方や関わり方を子供たちに伝えてくれます。
子供たちの主体性を軸に遊びを交えて一緒に楽しみながらリードしてくれるので子供たちもいきいきしています。子供たちの中にガキ大将がいる感じで昭和な子供のコミュニティの再現です。このあたりは本当にさすがです。
沖合はまだちょっと低いかなと思う水温でも子供たちはどんどん飛び込みます。やっぱり夏の海は飛び込みですね。このDRAGON SUPパドリングで使用するよりも完全に飛び込み台としての利用価値があります。
夏休み前のこの時期に助走をつけて遊ぶことでこの夏はもっとよりぐっと色濃い時間を過ごすことができるのではないかと思います。
ビーチに戻ってくれば自由時間でいろいろ遊びます。SUPを乗り回したり、飛び込んだりとくたくたになるまで遊びます。活動中ももちろん自由度高く、全体的に遊ぶような活動ですが、そこでは一段上の自分だけでは体験できないことにチャレンジしてみることをサポートします。
それでもやはりより自由に遊べるアフターはもっとも大切な時間かもしれません。各家庭それぞれの事情はありますが、できるだけ子供たちに余白を与え自由な時間の中で楽しむ時間を提供したいと思っています。
三浦半島や湘南エリアでもオルタティブスクールやフリースクールがここ数年で多くなってきました。既存の公教育や教育機関とは別の選択肢となり今後も拡大の一途になると思われます。
不登校の子供が日本全国で約23万人、ここ2年間だけでもコロナ禍の影響で約2万人増えています。通信教育のN高などは総生徒数が2万人に到達しここ数年で一気に倍増のようです。
ただそれでも身体を動かすことや野外で遊ぶ機会を確保するとは言えず、よりこういった野外で仲間と体を動かす機会は非常に大切になってくると思います。そのためにはやはり父性をベースにした、遊びや野外での活動が必須ではないかと思っています。
3歳まではやはり母性がメインのサポートや関わりが子供たちには必要になりますが、外部への好奇心が芽生える時期以降には父性をベースにやりたいことをやらせる、水遊びをさせる、木に登ったり、砂遊び、時にちょっと危ないことを大人が見守りながらさせてあげることが大切だと思います。
母性はその性質的に回避したり抑えてしまうのは当然ですのでこの役割は父性の出番といえます。しかしながら、社会環境の変化の中で父性の影響力が社会の中で低下していることをここ最近感じています。
イクメンというとどちらかというと母性に寄った関わり方がフォーカスされがちですが、もっと父親にしかできないイクメン、父性をベースにした活動が増えて欲しいですし、お父さんが子供たちと外で体を動かして積極的に遊ぶことでより子供たちにチャレンジする機会を与えていきたいですね。
ここではそんなお父さんたちの活動のサポートなどもできればと思っています。
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