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「20歳のキミへ」10年前の僕へ向けたメッセージ。

僕は現在33歳で、もうすぐ34歳になります。

20歳になったときの僕は、「映画に出たい」という夢だけに向かって岡山から東京へ上京し、実際に映画に出て夢が叶いました。

夢が叶った瞬間、夢から冷めたような感覚で、「これからどうしよう」と一気に現実に戻った覚えがあります。

30歳を越えた今、当時を振り返りながら、10年前の僕に伝えたいことをまとめてみようと思います。

1.自分の心に正直になろう

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18歳で東京へ上京してから、「俳優になりたい」と夢を話す度に、色んな人から色んなメッセージをいただきました。

応援しているよ。
絶対俳優になってね。
絶対諦めるな。

僕の本当の夢は「映画に出たい」だけだったのに、分かりやすく「俳優になりたい」と言っていると、「俳優になる夢を叶えてね」という言葉をたくさんいただきました。

僕も周りの意見に流されて、「絶対俳優になるぞ」と意気込んでいました。

しかし、映画に出たときに「夢が叶ったけど、俳優続けるの?」という疑問が浮かびました。

疑問がありながらも、周りから応援されている手前、もう「やっぱりやめました」なんて言えないと思い、僕の中で俳優をやめるという選択肢はありませんでした。

完全に周りを気にして、自分の心の声に蓋をしてしまっていたと思います。

その3年後に俳優の道を離れ、周りから色々言われました。

でも10年も経つと、僕が俳優だったことは知らない人がほとんどです。

他の人も、自分の人生のことで精一杯。

応援すると言っていた人も、応援していたことを忘れています。

結果的にはそれからの3年間、色んな経験ができました。

でも本当は他の道に進みたいと思いながら、周りを気にして周りの期待に応えようと頑張る3年間は、辛いことが多かったです。

周りになんと言われようと、自分の心に正直に生きよう。

2.誰と一緒にいるかにこだわろう

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20歳のころの僕は、東京へ上京して2年目。

東京にいる友達は、同じ学校の同級生しかいなくて、なんとなく学校の同級生と時間を共にしていました。

まーくん遊ぼうー!
彼女欲しいなー。
〇〇(今話題の映画)見た?

同級生は遊ぶこと、彼女できないかなという妄想、最近話題の映画のことばかり考えていたと思います。

野心を持って上京してきた僕は、同級生との時間を共にすることで、一番大切な先を見据えて考えることを忘れていました。

卒業してそれに気づいた時には、どこに向かって走ったらよいか分からず、その後1年半の間、ただのフリーターでした。

今でも、もったいない1年半を過ごしたと思います。

本当は、もっと将来のことを考えている人と話をしたかったけど、同級生以外の知り合いがいなかったので、同級生と離れて東京で頑張る自信がありませんでした。

23歳になって俳優の道を離れて以来、新しく出会う人とのご縁を大事にしていった結果、今一緒にいる人に俳優の世界で頑張っている人はほとんどいません。

自分が新しく出会いを大事にして動けば動くほど、たくさんの出会いがありました。

今一緒にいる友達も大事だけど、ずっと一緒にいる必要はありません。

1年や3年に1回会うだけの、大切な友達は何人もいます。

良くも悪くも、一緒にいる人の影響は受けてしまいます。

誰と一緒にいるかを大事にしよう。

3.時間を大切に

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20歳のころは、朝起きてから「今日何しようかな」と考え始めたり、なんとなくダラダラ家で過ごしたり、時間を無駄に使っていることが多かったと思います。

休みの日は休むもの。

時間なんていくらでも永遠にあると思っていました。

20歳になった半年後に、大尊敬していた祖父が亡くなりました。

自分の時間はあと何十年もありますが、大切な家族と過ごせる時間は限られています。

社会に出てからは、自分で考えて行動しなければ、貧乏神が迫ってきます。

役者活動を頑張れば頑張るほど、金銭的なピンチにぶつかり、昼夜問わずアルバイトをする日々を過ごしました。

考える時間もなく、働き続ける日々でした。

今となってはフリーランスとして働き、生活に不自由がない収入をいただけるようになりました。

休みの日は、独立するための準備に時間を使っています。

時間はものすごく大切です。

先を見据えて、一日一日の時間を有効に活用しよう。

まとめ

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20歳以降の人生は紆余曲折あり、「あれをやっとけば良かった」「こうすれば良かった」と思うことばかりでした。

20歳の僕に向けたメッセージですが、今まさに20代に突入する人にとっても、大事なメッセージがあったはず。

今となっては、俳優ならではの下積み時代と呼ばれる、人が経験できない語れる経験ができたと思っています。

それは23歳のときの恩師との出会いがあり、自分がどこに向かって走ったら良いか、方向を示していただいたからです。

僕の経験を記すこのnoteが、読んでいただいた人のお役に立てればと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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