超節約家。いつも服がボロボロになるまで着ていた父を見て育ち、思ったこと。
これまでの姉と妹に続き、今回は父親の話をしようと思います。
節約家の父
僕の父親は、真面目で超節約家。
そんな父親に習い、僕の家族は節約一家となりました。
廊下の電気が付いていると、もったいないと言われました。
そんな父親は、2階に上がる時に電気を付けませんでした。
エアコンも、一人で居るときに付けるのは贅沢。
休日も、みんながいる12:00-13:00のみ付けることを許されていました。
お風呂は家族7人が入り終わるまで、同じ湯を使っていました。
さらに湯船にペットボトルに入った水が入っていて、かさ増ししています。
最後の方になると、追い炊きをして使いまわしていました。
家族7人が入った後は、洗濯に使う水としてリサイクル。
食器を洗う時の水も、勢いよく出していると、もったいないと言われました。
父親は、水をちょろちょろ出して、必要最低限の水だけを使うようにしていました。
父親は、服もボロボロになるまで着ています。
下着もボロボロすぎて、若干大事な部位がはみ出しているときもあり、そこまでするのは止めてほしいなと思っていました。
僕を含め、子供たちの靴下にどれだけ穴が開いても、何度も縫い直して使っていました。
欲しい物を買ってもらえるのは年2回だけ
欲しいものを買ってもらえるのは、誕生日とクリスマスの、年2回のみでした。
いくら欲しいゲームやおもちゃがあっても、買ってもらえるのはたったの年2回だけなので、本当に欲しいものは何か選ぶのが大変。
さらに言うと、同級生の中で流行っている遊びについていけませんでした。
本当はポケモンカードが欲しかったし、遊戯王カードが欲しかったです。
年2回のタイミングで勝ってもらっても、すぐに新しいカードが出て追い付けなくなるので、そもそも買ってもらうことを諦めていました。
節約一家なのが理由で、同級生の話題についていけない部分があり、もっと普通の家庭に産まれたかったなと思っていました。
お金があれば・・・
いつも学校の帰り道、自動販売機のお釣りの出口を漁ったり、自動販売機の下を覗くようになりました。
一度自動販売機の下で500円玉を拾った時は、当時の自分にとっての大金を拾ったことに興奮し、家に帰るまで心臓のドキドキが止まりませんでした。
毎日のように、お金を拾う夢や、お金が降ってくる夢を見ていました。
お金があれば、もっと友達ができる。
お金があれば、もっと欲しいものを買ってもらえる。
節約家の父親を見て育ち、子供のころからずっと、お金が欲しいと思っていました。
まとめ
節約一家の家庭に産まれ、幼い頃から現状不満足だったからこそ、小学校の時からこれからの人生を考えていました。
そして、節約を大事にし続けてきた父親には、綿密に考えられた人生設計がありました。
父親の本当の凄さを知ったのは、僕が20歳を超えてからでした。
一部のエピソードを以前noteで紹介しました。
父親の話の続きは、また今度話そうと思います。
姉妹、父親に続き、次回は母親の話をします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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