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仏心鬼手の心構えで望め!

マンションは築25年〜30年頃になると

・大規模修繕工事2回目 
・機械式駐車場リニューアル
・エレベーターリニューアル
・受水槽方式切り替え

この辺りが目白押しになるから、築5〜10年頃までにしっかり資金計画の土台を作っておかないと間違いなく揉める。

管理会社から予防保全の提案が容赦なく来て、否が応でも修繕積立金の値上げについて考えなくてはならなくなるということ。

今、まさにそんな築25年〜30年のマンションを担当しているが、過去の議事録を読み返してみると資金計画専門委員会まで立ち上げて積立金を数年毎に増額する方式で先々までの戸当たりの平米単価まで決議されているようだった。
にも関わらず資金不足に陥っていた。

よくよく総会議事録を読むと、当時の結論には"個々の経済状況を考慮して"とあった。

当時の心境を推察するに一気に増額するとキツいから少しづつ増額していって、各区分所有者の経済的負担をなるべく先送り(?)しようとしたのだと思われる。しかもその増額の幅は長計と照らし合わせても今後不足することは明白であるにも関わらずだ。

これでは全然何も意味がない。

修繕積立金を上げる時には仏心鬼手の心構えで痛みを伴っても良いから数十年先まで楽になる資金計画をあくまでも推し進めないとなんの意味も成さない。
しかも経済的負担の先送り(?)といっても定年退職した後は収入がなくなるのだからその頃に増額される方がもっとキツいと思う。

結局、なんのために専門委員会まで立ち上げて議論したのかよくわからない。
むしろ、この増額幅で今後安心なんだと勘違いさせる恐れすらあるわけで全く逆効果だったと。

それだったら修繕積立金を上げる時は合意形成図るの大変だから、50年計画とか打ち出して積立金均等方式一発で終わらせるのがスマートなんじゃないかと。皆が若いうちに。

今日、そんなことを仏心鬼手の心構えで私に足裏の治療に専念してくれた皮膚科の先生から学んだのでした(痛みを伴っていることは言うまでもない)




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