いま生まれた短歌

街のざわめきを聞きながら詠みました

こんな日のためにスタバはあったんだフラペチーノと混ざる寂しさ

僕だけがタネを知らないマジックのように進んでゆく学級会

アンパンマン、新しい一人称よ!俺様、アンパンマン!本当に?

初恋は二十五階の橋田くん【開く】に背伸びすれば届いた

各停を選ぶ日もあるあなたから届いたプレイリストの為に

ケーキ屋が乱立してる町があり夢は叶うと鳴く鳥がいる

私だけ思い出せないことがあり例えばディズニーシーの色彩

夜の締め括りのようにコーヒーの香りが寝室に満ちてゆく

今はないカフェが特集されている雑誌 墓場のひとつと思う