お気持ちグルテンフリー

昔から肌と胃腸が荒れやすい。というか常に荒れている。漢方を飲んだりヤクルト1000を飲んだりして、なんとかよくならないかと模索する日々だ(ヤクルト1000を飲むと毎回変な夢を見るので、一旦中断している。詳しくは『ヤクルト1000を飲んで見た夢』をお読みください。CMでした)

さて、通勤中の電車(BGM:『ザ・ストレス』/森高千里)でインターネットを彷徨いていたところ、某有名人が「小麦禁止生活」をしているという情報を見かけた。アレルギーではなく自主的に禁止しており、パンや粉物はもちろん、カレーのルーにも小麦が使われているので食べていないらしい。小麦禁止生活を始めたことで、体重が減ったり肌が綺麗になったりしたそうだ。

私はアレルギーがない(というより幼少期以来アレルギー検査を受けていないのでわからない)ので、せいぜい「揚げ物を食べるといつも以上に肌が荒れるなあ」とか「生クリームは胃腸に負担がかかるなあ」くらいしか食べ物については気にしていなかったのだが、そうか小麦!(BGM:『My Revolution』/渡辺美里)。『グルテンフリー』で検索すると、情報がわんさか出てくる。完全に禁止しなくても、「パンやうどんだけ控えて、お菓子や調味料に多少含まれているのはOK」だったり「土日は解禁」だったりでも効果は現れるらしい。というわけで、早速実践することした。

朝食のパンをお茶漬けに変えたり、社員食堂の日替わりランチのAがパスタだったらBの南蛮漬けにしたりして、平日が過ぎて行った。長年朝食はパンかグラノーラだったので変な気分だったが、旅先ではご飯を食べたり麺類を食べたりしていたので特に問題はなかった。体調にも劇的な変化があるわけではなかったが、五日しか経っていないのだから当然だろう。味噌や醤油は気にせず摂取しているので尚更だ。

さて、月に一度、私には楽しみがある。給料が入った最初の土曜日に、コメダ珈琲店のモーニングに行くことだ。懸命な読者のみなさまはお気付きだろうが、コメダ珈琲店のモーニングは「任意の飲み物+トースト」である。そう、トースト。つまり、パン。小麦である。いつかの自己紹介で「趣味は原材料名が書かれている欄を読むことです!」と話していたにも関わらず、メニューを見てもトーストを齧っても、遂に私は小麦を摂取していることに気付かなかった。パンをパンとしてしか捉えられない視野の狭さ。いや、パンというより、「コメダのモーニング」という料理として認識しているのかもしれない。

結局今日もおやつに期限間近の備蓄用クラッカーを食べた。おいしい。グルテンフリー生活は続く。