行ってみる?変更する?帰る?
登山をする上で、「行ってみる?目的を変える?行くのをやめる?」という判断が迫られる場面はよくあります。グループでの登山や、ガイドさんとの登山の場合、リーダーとなる方がいくつもの判断材料から、決断をすることもあるでしょう。
私の先日の登山での判断。
友人と二人で、八ヶ岳のバリエーションルートでの登山を計画していました。もともとは1泊2日の予定だったのですが、出発前日までけっこうな量の降雪があったため、初日の予定を変更して「夜発→美濃戸口で車中泊→翌日日帰りで登山」という行程に変更しました。
今はインターネットで登山道や登山口の降雪の様子なども確認することができて、登山の予定を計画する際にもとても便利になりました。予定通りに夜発で美濃戸口に到着したのですが、予想以上の降雪量でした。駐車場で25cmくらい積もっていたでしょうか。ここでさらに翌日の行程を検討しました。「この降雪量だと計画していたルートは日帰りでは難しいだろう」「八ヶ岳の他のルートに変更するか」など話し合いました。
ここで「降雪は多いけど時間が許すだけ行ってみる」という案もありましたが、最終的な判断は「目的地を変更して、目的も変える」ということでした。結局は「仕事として下見を兼ねる、ビーコンでの救助方法を確認する」という内容で、八ヶ岳から近い入笠山に行くことにしました。
登山を行う上で「絶対に安全」という状況はないのですが、その中でも最善の方法を常に判断しながら、臨機応変に計画を変更できる余裕を持っていたいですね!
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ミウラ・ドルフィンズでは鹿屋体育大学の山本正嘉教授をはじめ三浦雄一郎・豪太親子とともに、より快適に、より安全な登山を行うためのデータを測定…
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