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大解剖!三浦法律事務所STAFFの仕事AtoZ番外編:インターンシップの”リアル開催”にこだわる理由

2019年1月に30人の弁護士と3人のスタッフでスタートした三浦法律事務所(以下、M&P)は、2022年6月現在、弁護士74人、スタッフ34人にまで増えました。事務所の成長に伴いスタッフの増員も積極的に行っており、2020年からはスタッフの新卒採用も実施しています。

スタッフの採用活動を行う法律事務所が一定数ある一方で、法律事務所で働くスタッフの業務について知るチャンスが少ないと筆者が感じたことからスタートしたのが本連載「大解剖!三浦法律事務所STAFFの仕事AtoZ」です。

この連載のほかにも、「”法律事務所スタッフの業務”を知ってもらう機会を作りたい」と考え、2020年からスタッフ向けのインターンシップを始めました。

この夏も、三浦法律事務所ではスタッフ体験2Daysインターンシップを開催します。


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学生からの印象的な質問

さて、少し時を遡り、今年2月に開催した2023年卒を対象としたインターンシップで、学生から出た質問がとても印象的だったのでご紹介したいと思います。

「なぜ三浦法律事務所はオンラインではなくリアル開催なんですか?」

新型コロナウイルスの発生以来、就職活動の形式は大きく変わりました。面接などをオンラインで実施する企業が多数派となり、最後まで企業の社員や役員と直接対面する機会がなかったケースもあると聞きます。また、インターンシップも同様にオンラインで実施する企業が急増しており、例に漏れず、法律事務所もオンライン方式を選択するところが増えています。

オンラインで実施すると、例えば「感染対策に悩まなくて良い」とか、「オンラインでできることは限られるため、準備の手間が減る」といったメリットがあります。ですが、これらの多くは「主催者側のメリット」にすぎず、筆者は、「それがインターンシップを開催する上での『正解』なのか?」と思うわけです。

三浦法律事務所では、インターンシップを始めた2020年から変わらずリアル開催にこだわっています。参加した学生からは、「コロナですべてがオンラインになってしまい、企業やそこで働く社員の雰囲気を知ることが難しくなった」「オンラインになったことでインターンは座学や説明が多くなってしまった」ので、「リアル開催でうれしい」という感想をたくさんもらいます。

【前回のインターンシップの様子】

三浦法律事務所はなぜ「リアル開催」にこだわるのか

三浦法律事務所の新卒採用担当は3人います。いずれもアドミニストレーショングループのメンバーで、選考プロセスを考えたり、インターンシップのプログラムを企画したりしています。その全員で大切にしているのが、「採用活動で絶対に手を抜かない、楽をしない」という考え方です。

主催者側が楽をしようと思えばいくらでもできますが、それは必ず参加者に伝わってしまうと個人的に考えています。

三浦法律事務所では、弁護士・スタッフ問わず「人が財産」であると考え、採用活動は非常に重要なイベントだととらえています。たくさんの選択肢の中から三浦法律事務所を選んでもらうためには、事務所の良さをきちんと伝える必要がありますし、私たちが一緒に働く仲間をどれだけ重視しているかは、手を抜いていては絶対に伝わらないと考えています。

たとえ準備が大変であっても、また、たとえ少人数でしか開催できなくても、一貫してリアル開催を続けている理由はそこにあるのです。

今年のインターンシップについて

今年も2日間の日程で、秘書とアドミニストレーショングループ両方の業務を体験していただけるプログラムを予定しています。リアルで開催するため、参加可能人数は限られてしまいますが、ご参加いただいた方には「法律事務所で働く」ことを少しでもリアルに体感いただき、三浦法律事務所のカルチャーや雰囲気を存分に楽しんでいただければと考えています。

たくさんのエントリーをお待ちしております!


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Author

平川 裕(三浦法律事務所 PRマネージャー兼アドミニストレーション・グループ マネージャー)
PROFILE:大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年からファッション業界紙「WWDジャパン」の編集記者として、同紙におけるファッションロー分野を開拓する。同時にバッグ&シューズ担当としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材も行う。19年6月から三浦法律事務所のPRマネージャー兼アドミニストレーション・グループマネージャーを務める傍ら、フリーランスのファッションジャーナリストとしても活動する

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