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オホーツクで調理用トマトの露地栽培はできるのか?

2018.01.27 16:24(過去記事:「にたきこま」は今は廃版になり、「なつのしゅん」に変わっています。)


試験栽培を始める
調理専用のトマトが欲しいと試験栽培を始めたのが2012年から。まず露地栽培でできるのか確かめたかった。品種は色々調べた結果東北の試験場で作られた「にたきこま」というトマトにした。

露地栽培で作ることができれば、あとは条件を良くするだけなのでまずは一番育ちにくい方法を試してみた。

生育状況は
調理用トマトはそれほどデリケートな作物ではないので、露地でもかなり力強く育つ。実の付きも悪くない。

生食用のトマトと違い、芽カキの必要もないので仕事もそれほど多くない。

一つ弱点は、8月から始まる収穫時期に雨に当たると、一気に葉や茎が枯れあがってきて収量が落ちるようだ。

課題が見えた
地中海性気候のイタリア南部プーリア地方など、調理用トマトの産地は収穫時期はほとんど雨が降らないためトマト栽培には適している。

トマトは乾燥した気候のほうが育てやすく、味もいい。

しかし最近のオホーツク地域は秋に雨が降ることも多くなり、調理用トマトの栽培にはひと工夫が必要だろう。

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