何かを選ぶということは何かを失うということ(エッセイ)
自分は「選んでいない」と思いつつも「選んでいる」。
私は「選ばない」という選択をしてきているようで実は「選んでいる」のだ。
そうして選んだ対価が現実に起こってしまっている。
誰かのせいにしたい。
私の人生が悪いのは、あの人のせいだ。
あの人が、あの時、ああしたから、ああなってしまったんだ!
……と、思いたくなることがある。
しかし、そう思っていたことで現実が変わるわけではない。
私は今、過去のおこないの対価を払っているところなのだ。
そうだとしても、その選ぶ