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悪魔を誑かしちゃう系坊ちゃん? 『黒執事Ⅱ エピソード7 殺(ころ)執事』~感想日記~

『黒執事Ⅱ エピソード7 殺(ころ)執事』

あらすじ(ネタバレ)

シエルの元にアロイスから再び舞踏会の招待状が届く。自分を陥れたのはアロイスだとセバスチャンから知らされていたシエルは、「自分の手でアロイスに復讐する」と誘いに乗る。トランシー家の館につくや否や二人は武闘場に案内され、執事同士の舞踏会(武闘会)が始まる。同じ顔の3人やハンナを余裕で圧倒するセバスチャン。ハンナに留めを刺そうとしたところでクロードが「ティータイムの準備をするので一時休戦」と声をかける。おやつの準備をしながらシエルを値踏みするように見つめるクロードとそれを牽制するセバスチャンとの静かな戦いにより生まれた芸術作品はちゃっかり同席しているドルイット子爵を感動させた。ティータイムが終わりセバスチャンとクロードが再戦。シエルはアロイスに「屋敷の間取りを教えてくれ」と頼み席を外す。シエルの行方に気を取られたセバスチャンはいつの間にかクロードの蜘蛛の糸で身動きが取れなくなっていた。
一方その頃、シエルはアロイスに決闘を申し込むが隙を突かれて二階から落下、身体を打ち動けなくなったところをアロイスに追い詰められる。「セバスチャンが欲しがる君の魂をばらばらにしてこの館の蜘蛛の餌にすれば、あいつはどれだけ悔しがるかな」と話し、シエルに剣を向けるアロイスだったが、シエルはその剣ごとアロイスを掴み、同時に彼の脇腹に剣を突きさしていた。そこへセバスチャンとクロードがやってくる。「助けて!」と言うアロイスの言葉で二人同時に駆け寄ろうとするが、「来るな!僕がこいつを殺すまでは」とシエルが叫ぶと二人とも動きを止める。「僕も君と同じなんだ」と涙を流しながら許しを乞うアロイスにシエルがいよいよ留めを刺そうとした時クロードが止めに入り、そこでシエルの血を口にしたクロードは雷に打たれたようになる。セバスチャンがすぐにシエルを回収し踊るように屋敷を去った。アロイスはクロードから自分に向けられた眼差しに「糞に群がる蛆虫を見る目だ」と言い意識を失う。

感想

アロイス……。不憫すぎるよ……。正直見て居られない。次のエピソードで彼の過去が分かりそうだけど、きっといろいろ大変なことがあってあんな拗れた性格になってしまったんでしょう?分からないけど……。クロードの関心が自分にはないことを察知する早さよ……。
そして一瞬でクロードを虜にしセバスチャンを執着させるほどのシエルさんの魂の魅力!シーズン1では、なんとなく「なんとしてでも自分の手で復讐を遂げるその野心」みたいなところが美味しいのかしらって感じでしたが、今回のエピソードでクロードが語っていたのは「悪魔と契約しながら一番大切なのは自分の手で復讐を遂げること」「その純粋さ」みたいなことだったので解釈が広がりました。いつもは偉そうなのにいざと言う時は泣いて甘えるアロイスとの比較も含まれていたのかな、なんてことも感じられますね。まあ確かに、何百年何千年と生きていて人間の愚かな頼みをどれだけ聞いてきたか分からない彼らにとっては、自分の願望成就を悪魔に委ねるのではなく、「自分の復讐を見届けろ(それまで僕を生かしておけ)」の宣言はかなり刺激的なものでしょうね。悪魔の性癖にぶっ刺さりまくりなシエル坊ちゃん……。次回も楽しみです♪


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