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小さな旅・思い立つ旅 鯖街道・若狭国篇

18世紀後半、若狭から京へ魚介類を運ぶ物流ルートとして栄えた鯖街道。
若狭で獲れたての「鯖」に塩をまぶして夜も寝ないで徒歩で運ぶと、京都でちょうどいい味になることにちなんでついた名前とのこと。

文化庁が指定する日本遺産にも「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群」として指定されているようで。

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また、若狭は古代から「御食国(みつけくに)」として塩や海産物など豊富な食材を都に運び、 都の食文化を支えてきた地でもあり、食の旅には最適な場所。

御食国は、日本古代から平安時代まで、皇室・朝廷に海水産物を貢いだと推定される国を指し、若狭国志摩国淡路国の該当。
律令制のもと租・庸・調の税が各国に課せられたが、これとは別にの納付が定められていたと考えられる。

と、いうことで鯖街道・若狭国の旅。
というより、ざっくり言えば鯖街道の「鯖」と三方五湖の「鰻」の旅。
地図でみると案外距離があるように感じるけど、ほぼ直線でほとんど信号もないから、あっという間に福井まで到着してしまう。


天台宗 京都大原三千院

延暦寺と同じく天台宗のお寺、三千院。
鎌倉時代や室町時代のお寺や、江戸時代に日本に入ってきた黄檗宗まで、いろんなお寺を見てきているけど、やっぱり平安密教が一番いいなぁと。

ひっそりと、そして荘厳で、静謐な場所。
その上、参道にもたくさんのお店があり、散歩にはとてもいい場所。

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山の辺料理 比良山荘

こんな場所にこんなところかあるなんて。
わざわざここまで足を運んで行くことに、意味のある場所。
洛内にあっても、意味がない。
美山荘にも言えるけど、この奥の深さが、京都のいいところ。

比良の山の幸を日本建築と庭園の中で堪能できるお店。

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パラディゾ+まる姫

道を挟んで向かいに建っているイタリア料理のお店と焼き鯖寿司のお店。
お土産にピザと焼き鯖寿司を買って帰るのに、ちょうどいい立ち寄りスポット。

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永昌庵

やっぱり山奥に行くと食べたくなる蕎麦。
少し混むことが多いけど、山の中のファースドフードの感覚で、うらっと立ち寄って、さらっと食べるのがいいかと。

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森の発酵カフェロータスリーフ

安曇川の横にある眺めのいいカフェ。
発酵をテーマにした食事は、どれもとても美味しく、食後は河川敷で散歩もできて、天気がいい日に行きたくなる場所。

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魚三

三方五湖まできたら、鰻ははずせない。
本当にこんなところにお店がるの?と不安になるくらい、田んぼや畑や民家の広がる中に、突然現れる小さな小さなお店。

こちらのうなぎもここで食べるよりも、テイクアウトで三方五湖畔でピクニック気分で楽しむほうがよりベターかと。

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年縞博物館

湖畔の公園内に最近オープンした博物館。
内藤さんの設計なんだけど、建物自体はまぁ普通。
それより、公園で魚三で調達した鰻を食べるのにちょうどいい場所。

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