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6. デンマークの食事事情とお米問題とハイジの気持ち

*運営してるブログの「デンマーク徒然日記」の内容を、こちらnoteのマガジン『デンマーク徒然日記』にちょっとずつ移行しています。2月末に完全移行できるはず。

*今回の記事は、2019年9月13日に投稿した内容。フォルケホイスコーレ生活が1ヶ月経った頃のお話です。

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フォルケホイスコーレに来て1ヶ月がたちました。9月中旬のデンマークは初秋を通り越してもはや秋真っ盛りな天候。

デンマークの夏は晴れの日が多い&日照時間が長くてパラダイスなんですが、秋になるにつれどんよりした曇り空&めちゃ風強い&徐々に日が短くなるっていう冬季鬱への予備選が強制的に始まります。

そんな強制イベント、イラナイヨ( ゚д゚)

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どんより…

授業にも生活にも慣れたけど、初秋とは思えない寒さと雨続きにはまだ慣れません。晴れ間を見つけて洗濯物干しても、すぐ土砂降りになっちゃったり(´·ω·`)。

そりゃあ晴れててあんだけ日が長いとテンション上がるし、これから曇り&雨の天気で日照時間めちゃ短くなるってなるとテンション下がるわぁ。

さて、今回はデンマーク生活、食事編。パンとお米とハイジの気持ちについて書いていきます。

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ドイツ以北のヨーロッパって、氷河に大地が削られてるから粘土質の土で痩せているし、降水量が少なく乾燥してるし、寒冷な気候だしで農業ハードモードなんですよ。

なので主食は基本的にライ麦パン(いわゆる黒パン)かジャガイモ。小麦は育ちにくいけど、ライ麦とジャガイモは痩せた土地でも、寒冷で乾燥した気候でも良く育つらしい。

ライ麦パン(黒パン)はちょっと酸っぱくて独特の酸味があるけど、結構好き。チーズ乗せたりジャム乗せたりしながら食べます。ジャガイモも好きだし、結構デンマーク料理口に合うわぁ。

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黒パンにたっぷりバターを添えていただきます!

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ジャガイモを主食に食べるのも、これまたいとおかし。

主食のほかは、乳製品と肉製品が名産なデンマーク。「パンケーキの国」と呼ばれるほど平らな大地をもっているので、他の北欧の国々に比べて酪農が盛んらしい。

特に豚肉産業が大きくて、人間より豚の数の方が多かったり、各国に豚肉を輸出したりしているみたい。日本もデンマークの豚肉を輸入しているみたいですよ。

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なので学校の食事でも豚肉料理がよく出てきます。肉肉しい!

デンマークの食事に(今のところ)文句はないけれど、別にジャガイモも、パンも好きだけど、時々無性にお米が恋しくなる。だって日本人なんだもの。

ただでさえヨーロッパではお米はマイノリティなのに、ジャポニカ米も世界的にマイノリティ品種。なかなか丸くてもちもち食感のあいつに出会えません。

でも、インディカ米でもなんでも、お米が食べられたら幸せを感じれるスキルを手に入れました。幸せの国デンマークで、徐々に幸せのハードルが下がって行くのを実感しています。

「幸せだな」って思えることが重要なのでハードルの高さは些細な問題です。

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これはとある授業で作ったパエリアもどき。インディカ米だけど、たまに食べるお米は幸せの味がします( *`ω´)。

そんなこんなでお米を満喫しつつ、ジャガイモとパンも美味しく頂きながらデンマーク生活を満喫しています。

あ、あと、デンマークに来て黒パンが身近になってから、子どもの頃大好きだったアルプスの少女ハイジの謎が色々解決できました。「ハイジの食べてる美味しそうなチーズの乗った黒パンってどんな味なんだ」「なんでペーターのおばあさんは、あんなに白パンで感動しているんだ」ていう疑問が20年越しに解消。スッキリ。

チーズの乗った黒パンは癖があるけど美味しいし(私が食べてるのは当時よりも品種改良されてるから美味しいだろうけど)、黒パンがメインの食事で数十年生きてて白パン食べた時の感動もすごいだろうし。

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たまにアジアン食品を買ってきて夜食に食べたりします。こういう息抜きも大事。高いけどね。ヌードルは割と簡単に、安く手に入りますがキムチはかなり貴重品。

それでは今日はこの辺で。Vi ses (ヴィシス)


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