5. デンマークの洗濯事情とカルチャーショック
*運営してるブログの「デンマーク徒然日記」の内容を、こちらnoteのマガジン『デンマーク徒然日記』にちょっとずつ移行しています。2月末に完全移行できるはず。
*今回の記事は、2019年9月5日に投稿した内容。フォルケホイスコーレ生活が1ヶ月経っていない頃のお話です。
デンマークでの生活もほぼほぼ慣れてきたけど、さいきんはカルチャーショックの嵐です。今回は洗濯編。
デンマークっていうか、ヨーロッパは洗濯機はお湯で洗うらしいんですね。しかもなんか、60℃コースとか95℃コースとかもあって、もはや煮沸やんってレベル。なに、洗濯物を茹でるの?洗濯機内で?
とりあえず一番温度の低い30℃で回してみました。皮脂汚れはタンパク質なので42℃以上で固まるはずなので、60℃とかで洗うと汚れが固まって落ちないので注意が必要、という考えで。後で調べてみたらその通りらしく皮脂汚れを落としたい場合は40℃以下で洗うのが良いそうです。
なんでお湯で洗うか調べてみたら、ヨーロッパは硬水地域で水で洗うと洗剤カスが残るのでお湯で洗うのが一般的、とのこと。お湯の方が水よりも物を溶かしやすいケースが多いからね。それに皮脂汚れって体温くらいのお湯で洗ったほうが落ちそう。
洗剤もマイルドなやつが多いのか、なかなか泡立たないのが多いみたいです。中国南部出身のクラスメイト(軟水地方出身)は泡立たない洗剤に不信感MAXそうでした。一応クリーニングスタッフが「そんなもんだし、ちゃんと洗えるから」って言ってもイマイチ信じきれてなかった様子。まぁ、分からんでもないけど。
こう考えると冬の冷たい水でもちゃんと溶ける洗剤を開発している日本のメーカーってすごいなぁ。
台拭きとか食器拭く布巾とかは、殺菌のため60℃、95℃で洗うみたいです。同時に汚れを落とすのと煮沸するの、画期的だな。
ちょっとびっくりしたのが、クリーニングスタッフがモップの布も食器用も布巾も、机用の台拭きも一緒くたに洗ってるんですよ。
まぁ、一応洗濯機で洗うんだし?衛生的には分けて洗っても一緒に洗っても変わらないのかもしれませんが、日本人的にちょっと抵抗があるなぁ。
他のカルチャーショックで結構大きいのが、ヨーロピアンガールズ下着を共用スペースに普通に干すし、服の下の下着透けててもあまり気にしない(恥ずかしがる人も一定数いるので、人によるんだろうけど割合が多い)。いや、ジャパニーズガールズそういうの気にするから。外に干せなくて下着だけ部屋に干してたけど、何でむしろ部屋に干すんだめんどくさくない?って気にかけられたりします。
「下着を見られるの恥ずかしいんだよー」って言ってもポカンとされることが多い。わかってくれる人もいるけどね。
シャツもパンツも一緒じゃん。「下着をつけている状態」の人を見るとセクシーと思うけど、下着だけ見てもセクシーともなんとも思わないから気にしない、と言うのが彼ら彼女らの主張。
そうは言っても恥ずかしいものは恥ずかしいし…。家族に下着干してるの見られるのも抵抗があるって言ってさらにびっくりされました。
「ただの下着を恥ずかしがるとか、見て興奮する方がエロくない?変態っぽい?」と衝撃的すぎる名言もいただきましたし。そういう見方もあるのね…
ていうかチャイニーズガールズも適用して普通に下着干してるし。アジアンガールズは味方だと思ってたよ…。皆気にしないから大丈夫理論を言われても、ジャパニーズボーイズが同じ空間にいるかぎり、ジャパニーズガールズは外に下着干せません。だって恥ずかしいしんだもん。大和撫子なんですよ、私たち。
そんなこんなで、洗濯ひとつとってもいろんなカルチャーショックがあって大変だし戸惑うこともあるけど楽しいです。
フォルケホイスコーレは授業が15:30に終わるので、スペアタイムが多め。夏のデンマークを思いっきり楽しんでます。
外でコーヒー飲んだり、焚き火を囲みながらおしゃべりしたり、ブランコとベンチの中間みたいなナニカに座ってまったりしたり。
日本では時間に追われてせかせかしてたので、デンマークではまったりとした時間を楽しもうと思います。
それでは今日はこの辺で。Vi ses (ヴィシース)。