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本日の猫たち #036(写真撮影その3)

やっぱり猫の手を借りるのは難しい……というお話です。
井上のきあ先生に作っていただいた小冊子の配布(ネットプリント)が本日3月27日終了なので、うちの猫たちの手を借りて宣伝しようと思ったのですが、やはり猫は人間の思う通りに動いてはくれません。

※小冊子を作っていただいた経緯と、過去の写真撮影はこちらからごらんください。

とかく猫は自由きままな生き物であり、それが猫の魅力ではあるのですが、たまには……1年に1週間くらいは、飼い主のために働いてくれてもいいじゃないか、と思うときに、やっぱり働いてくれないのが猫たちです。
労働という文字は猫の辞書にはないのか、人間の浅知恵を嘲笑うかのような動き、人間の言うことを聞いたら負け、と言わんばかりの反抗的な態度。

私としては、猫サイズの可愛らしい本(小冊子)を猫たちが読んでいる可愛い画…が撮りたかっただけなのですが、最後まで失敗に終わりました。

NG写真ばかりですが、せっかくなので記事にまとめました。
私の苦労と、猫が猫たるゆえんの姿を、どうかお楽しみください。

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まずは兄猫。
茶色のトンネルの上に小冊子を置き、興味深く読書している…姿を撮りたかったのですが、

「なにこれ」と興味を示す
「いらにゃーい」とペイッと落とす


兄猫の場合、何度やっても「小冊子を持たせる(前足でおさえる)」ところまでいかないのです。ものを落下させるのが一番楽しい年頃なので、こちらが小冊子をセットすればするほど、「そういう遊びか!」と学習して、より楽しく、より激しく落とすので、ほどなくあきらめました。

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妹猫の場合、お願いすれば集中して、じっとしてくれます。
が、今度は私のスマホのカメラのフォーカスが小冊子に合わず、中途半端な写真に…。

小冊子の表紙の文字がピンボケ…


猫は動く動物なので、一瞬の判断ミスでフォーカスが合いません…。
撮影が長引けば長引くほど、被写体の猫たちのやる気が失せていきます。

「まだやるの?」
「こんなことよりキャッチボールして遊びたいよ」


妹猫は正面を見てはくれるのですが、目にやる気がなく、かわいらしさが半減。スズメがやってきたのを察知し、「わーい」と窓際に走っていき、撮影は強制終了。

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そして頼みの先住猫。先住猫は一歳年長である分、兄妹猫より飼い主(人間)の言葉をよく理解しています。

「今の時代、なにをするにも宣伝っていうのが大事でね。皆さまに広めてもらうために猫の手を借りたいの。だから可愛い顔でおとなしくしててね」
と、事前説明。
先住猫はわかったとばかりに「あ”~」と返事してくれました。

さすが先住猫。飼い主の言うことを聞いて、じっとしてくれます。
が……

「…なんでこんなことしないといけないの?」


猫はすぐに飽きる動物です。

やらされている感満載


普段から「自由に生きていいよ」とのびのび育てたせいで、いざというときにうちの猫たちは飼い主の言うことを聞いてくれません。

最終的には、猫たちが寝ているときに小冊子をしのばせるのが一番効果的だったことが判明。

肉球と小冊子
起こさないようにそーっとそーっと小冊子をセット(本当に猫サイズ)
猫たちは起こしてしまうと一瞬でこの場からいなくなるので、気分は黒ひげ危機一髪


ということを今回、体験しました。

最近、どこでも猫があふれているので、猫を使う宣伝、ステマってどうよ、と否定的に思ったこともありましたが(猫好きだからこそ、かわいい猫がいるとまんまと買わされてしまう私…)、素人の猫を使うと、予想以上に撮影の時間と労力がかかることもわかりました。

なにごとも経験ですね…。

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さて、最後にこの場をお借りして、宣伝です。

noteで連載している『青の緞帳が下りるまで』の小冊子(井上のきあ先生装丁)は、2023年3月27日(本日)までセブンイレブンのネットプリントで印刷可です。再登録はありませんのでこの機会をお見逃しなく。お手元にお迎えいただけたらうれしいです。

予約番号:77FYG3TE、両面、短辺綴じ、A4 カラー:120円


本当に可愛い装丁の本ですので、井上のきあ先生のデザインのコレクターの方も、同人をされている方も、実際にお手にとって楽しんでいただけたらと思います。ご自宅に猫ちゃんがいる方にもおすすめです。
猫ちゃんサイズの小冊子を作って楽しんでいただけたら(今後、ご自身の作品の小冊子を作る参考にもしていただければ)うれしいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺
青の緞帳が下りるまで』もよろしくお願いいたします。


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