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本日の猫たち #374(妹猫とばあやの話)

本日もゆるーくお届けします。

このところの妹猫、おやつ(歯磨きジャーキー)をあげようとすると、「ばあや、わたし、あそこで食べたいわ」と、食べたい場所にばあや(飼い主のこと)を誘導します。過去、おやつを兄猫にとられることが何度かあったので、その日の気分で場所をかえ、ひとりで食べたがるのです。

それを飼い主は「お嬢様とばあやごっこ」と呼び、ひそかに楽しんでいました。「おやつを食べる場所」は、最初は浴室の窓際、洗面所の窓際……だったのですが、日に日に難度を増していきました。
本日、「ばあや、今日のおやつはここがいいわ」と妹猫が案内した場所は、なんとキャットタワーの最上段。

妹猫や、ばあやはそこに行けません……。

妹猫「今日はここでおやつをいただくわ」


キャットタワーの最上段には、いくら手をのばしても届かないので、椅子にのってなんとか妹猫と同じ目線になったのですが、「ばああやもここ(キャットタワーの上)にお座りなさいよ。そうじゃなかったら食べないわ」と妹猫が主張(わがままお嬢様……)。わざわざ持っていったおやつに手をつけてくれないので、大変に困りました。

ばあや(忙しいのです)は今日の「お嬢様とばあやごっこ」をあきらめ、妹猫の足下におやつをおき、デスクに戻ったのですが、すぐに妹猫がやってきて、腕をちょいちょい。
「ばあや、ばあや、おやつの時間にどこ行くの。まだ終わっていないわよ」
と、またキャットタワーに連れていかれました。

妹猫「ばあやならこのくらい簡単にのぼれるでしょ?」


妹猫は根はとてもやさしい子なので、「ばあやとおやつを一緒に食べたいわ」のお誘いだったのかもしれません。
ただばあやにキャットタワーは無理です。でもうちの猫たちは、粘り強いので、目的を達成するまで絶対にあきらめず、ここでデスクに戻ったらまた、「ばあや」と呼びにこられるのは、目に見えて明らか。

……仕方ないので、ばあやは納戸から折りたたみハシゴをひっぱりだし、妹猫と同じ高さの位置にハシゴを立てかけてのぼって座り(さすがにキャットタワーの上は無理です)、もう一度、妹猫におやつをあげました。
(キャットタワーの上においていたおやつを手にとり、あげなおしました)
妹猫が「よろしい」という感じで満足そうに食べはじめたので、食べ終わるまでしっかり見届けさせていただきました。


妹猫は律儀な子なので、食べたら「食べたよ」と毎回報告にきます。
なのでばあや(飼い主)がデスクに戻ると、ととと、とやってきて、腕をちょいちょいし、「さっきおやつを食べたよ」と教えてくれました。
(ばあやは一部始終見ていたので知っているのですが……)



妹猫のおやつタイム、確かに手間はかかるのですが、子猫のときは偏食で小食だった妹猫が、おやつまで食べてくれるようになったのは、飼い主としてはうれしい限りです。

(親戚の家の猫たちは、おやつ袋を出した途端、秒でやってきて、秒で食べるのですが……うちの猫たちは(兄猫含む)不思議とあまりガツガツしないようです)

時には「お嬢様」になり、時には「我が家の風紀委員」になり、時には「先住猫のストーカー」になる。

いろんな顔を持つ、我が家の妹猫のひとつの顔のお話でした。


妹猫「食べたあとは、きれいきれい」


妹猫「身だしなみは大事」



また同じ宇宙船に入っている仲良しの妹猫(左)と兄猫(右)


先住猫(左)に甘え、舐めてもらう妹猫(左)


最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたら、またのぞいてやってください。

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