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本日の猫たち #063

うちの健気な妹猫の話です。

うちの兄妹猫は1歳年上の先住猫が大好きなのですが、妹猫の先住猫への愛は、時に重すぎる、と思えるほど一途です。
妹猫にとって先住猫は育ての母であり、姉のような存在であり、大の親友でもあり、とにかく妹猫にとっての「大好き」を詰めこんだ存在で、気がつくとくっついています。


妹猫と先住猫



といっても、先住猫はやることが多いので、妹猫がそばに来てもパトロールをしないといけない時間になると「行ってきます」と舐め、その場を離れます。

健気な妹猫は、先住猫がいない間、ちゃんと場所を空けて帰りを待つのです。

隣は先住猫の専用席


そんなとき空気を読まないのが、兄猫です。

今日は珍しく一人で毛繕いをがんばっていたのですが、首から背中にかけてべちょべちょにするだけで、全然はかどらないのです。

いつも背中の一部分しか舐めない兄猫


舐めても舐めても終わらない。
そうなると、やることはひとつです。
「誰かに舐めてもらおう!」

そうと決めると、兄猫の行動ははやいです。
目の前のバリバリボウルに妹猫がいるのを見つけるや否や、「舐めて」と隣りにごろん。妹猫がわざわざ先住猫のために空けておいたスペースを陣取ってしまうのです。

妹猫「なんで兄が」


それでもちゃんと舐めてやる妹猫
(兄猫とも仲良しです)


「なんで私が」という顔をしつつも、一度毛繕いをはじめると、妹猫は職人なので徹底的に舐めます。兄猫は気持ち良く熟睡。

そうこうしているうちに室内パトロールから先住猫が帰還。
妹猫は先住猫のところに飛んでいきたいのに、兄猫が圧をかけているため、抜け出せず……。

妹猫「先住猫が帰ってきたのに!」


なんだかんだで、仲良く寝ていました。

兄猫のふかふかの毛並みは極上のおふとん


***

兄妹猫は4月に成猫(1歳)になったのですが、先住猫との関係は子猫のときと変わりません。

妹猫を舐める先住猫


兄猫を舐める先住猫


相手がどんな悪さやいたずらをしても、まるっと受け入れ、愛情を注ぐ先住猫は本当に偉大だなと。私なんかよりよっぽど人間できていると思います。

猫たちの「やさしさ」で満たされた空間は、本当に尊い。
他者(猫)を気遣ったり、思いやったり、お互いの愛情を伝え合ったり……。

猫たちにいろいろ教わる毎日です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺
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