経営企画寄りの人事のキャリア④

前回は私のキャリア上のターニングポイントとなったブラック企業の紹介をいたしました。
ここから先の就業環境はは大変にありがたい環境で、わざわざお話できるようなエピソードはないのですが、よろしければお付き合いください。

年上で人事キャリアの長い部下に囲まれて

前回の投稿で書きましたが、三社目には人事と経営企画の責任者として入社をいたしました。
メイン担当は人事責任者で、入社当時で部下は2名(退職時には6名に拡大しています)だったのですが、部下は2名とも年上かつ人事キャリアも長いということで、どんなマネジメントがよいのだろうと入社前にはリーダーシップに関する書籍を読みまくりました。
なんですが、とてもありがたいことにふたりとも私のことを慕っていただけて、無理なお願いも嫌な顔をせずに?(嫌な顔はしてました。。。)対応してもらい、部署一丸となって様々なチャレンジをすることができました。
他方の経営企画は社長と間接部門の責任者以外に私だけの部署で、責任者兼担当者というなんでも屋さんでしたが、責任者としては中期や単年度の事業計画を各部門の部長や役員と調整をしながら策定し、担当者としては人事と相乗効果をもたせながら、様々な施策の策定実行管理をさせてもらいました。
そんなこんなで中期経営計画で設定した目標数値を前倒しで達成し、人事としては人事制度の大幅改定、社員数は倍増させながらも離職率は半減など、私自身も誇れるのではないかと自惚れるくらいの実績をあげさせてもらうことができました。

友人からの誘い

上司である社長と間接部門の部長からは次の人事異動のタイミングでの昇進の打診を受け、自身の中でもこの会社でこのまま勤めようと考えていた矢先に、大学時代の友人から自分の仕事を手伝ってほしいとの誘いを受けました。
彼は地方企業の創業者の子息で、そろそろ代替わりが行われそうなので、ブレインになってくれないかとの誘いでした。
正直なところ、かなり悩みました。
今いる会社に残れば、取締役まではほぼ確定。場合によっては40代で取締役まで上がれる可能性もある。上司からは信頼されていて、部下は私のことを慕ってくれていて、とても仕事はやりやすい。会社の業績も好調で、今後もチャレンジを続けていけば、継続性も申し分ない。特に辞める理由はない。だけど、満員電車は辛い。
一方で、友人の誘いに乗った場合、今の住居を離れ、何の縁もない土地へ引っ越さなくてはならない。仕事の環境もおそらく田舎なので、都会と比べるとやりづらいだろうし、創業者の息子の友人というレッテルはどちらかというとマイナスに働いて奇異の目で見られるだろう。だけど、満員電車はない。

満員電車が最後の決め手

ということで、最終的には満員電車に耐えられないことが決め手となり、友人の誘いに乗ることにしました。
いざとなれば、また辞めて東京に戻るかという気持ちももちろんありましたが。。。
やはりあの満員電車は人間には耐えられないのではないかと思います。かといって、満員電車に乗らずに住むところに家を構えるほどの資力は中々つけられるものではないですし。

現在の仕事の状況

そんなこんなで田舎に移住し、もうすぐ一年になろうとしていますが、会社の中では私がいなければ困るという立ち位置を確保することができましたので、キャリア上はそこまで悩む必要のない状況にできました。
総じて言えば、どの転職も成功であったと自分では考えています。

次回の投稿に向けて

私のキャリアそのものの詳細な話はここまでにさせていただき、次回の投稿では私のキャリアを俯瞰してみたときにそれぞれでどんなことを習得できたのかなどについて分析してみたいと思います。

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