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年金破綻(総理の英断)

 総理がすべての行政権を握っていることは間違いありません。いかなる操り人形であったとしても、あの口から出て来る「ことば」によって国の方針や方向が決められてしまうのです。そしてそれに国民は逆らう事も抗う事も出来ません。彼のことばは、良くも悪くも強く重たい意味を私達に実現します。総理のことばに私達の生活が左右されます。

 総理の連続した増税、増税案による国民からの酷評は最近下火ですが、それは解散時期を見込んでの世情、世論となっているのかも知れません。無論、単なる数値にしか過ぎませんが、支持率は下がる一方です。

 ところで、総理は一体何の為に増税を目論見、何度も企て、国民からの不支持を浴びる行為に平気で及んだのでしょうか。
 これから先の文章は単なる憶測にしか過ぎませんので、小説を読む様に閲覧して頂きたいと思います。

 それは、ひとつの大きな要因、課題は、我が国における「年金制度改革」にあるのかも知れません。

 これは知り合いの、ある一会計士の個人的直情的意見ですが、年金制度に関して、今後いかなる施策を考慮したとしても年金資金保有額に基づく制度の将来性は皆無であり、年齢層による目に見える先細り傾向がかなりの速度で増大加速進行し、年金制度余命は早くて10年、維持できて15年程度だと言う見解をお持ちでした。知り合い公認会計士の単なる意見にしか過ぎませんが、意外と的を得ている推測かも知れません。

 更にその会計士は、続けて説明します。これから先、試練の15年間程度をなんとか凌げば、高齢者の存在が激少するので数値的自然解決、つまり年金基金の確保と運営においての正常値確保となり、現在の、異様とも思える、特別工作にある怪奇難解意味不明年金制度の必要性が無くなる。と言う事らしいです。
 つまり、家計で言えば、養う者と養われる者、収入と支出とのバランスが自然に取れてしまうのです。ですから、高齢者が生きているここ15年間程度が年金政治の正念場となってしまう、との見解でした。

 つまり総理は「年金は永久に大丈夫だ、大丈夫だ、心配ない」と一般的に言われている事実とは逆に、隠ぺいされているその驚愕の絶望的年金試算結果情報値を、日本の経済頭脳である某財政管理部所から入手し、正直、困惑した。そして慌てて年金状況の改善を目論み、その改善、改革財源確保を行うべく、矢継ぎ早、増税案の捻出に至った、と言うのが私の単純なる総理政治政策動向に対する憶測です。

 これは、自分で考えても単純な陰謀論であり、安直な見解だとも思いますが、一時期総理の慌てぶり、異常な程の増税施策連呼の印象から、もしかしたらそういった事があったのか、あるのか、と言う憶測の基に暗躍させてみた、年金破綻情報を得た総理の政治的行動だとの見解と判断と邪推です。

 ですが、万が一この憶測が、いくらかの正であるとするなら、総理は、少なくとも先を見据えて、自分が悪者になってでも10年先あまりの年金制度保持を目指すべく「年金財源確保のため奔走していた」と言う事になるのかも知れません。

 確かにこれは暗躍説、陰謀論にも近いのですが、近い将来的な年金制度維持には、我が国の国情、人口分布等を考慮すると非常な困難が待ち受けている事は間違いないでしょう。その事実に対し、総理は身を呈し、なりふり構わず、年金制度維持の為、資金確保としての増税を目論み、実行しようとしていた、のかもしれません。

 もし、この想像説が総理に少しは該当しているとすれば、総理は巷で噂されているような、増税により国民を苦しめているだけの邪悪な人物ではなく、知ってしまった悪い結果を口にも出せず、悪役を演じていたヒーロー、と言う事になります。

 他の議員達は、自分達の生活が守られればそれで良いわけであって、決して身を削ってまで悪役を演じる必要も価値もみじんに感じたくなく、その勇気すらなく、結局自分達の事だけしか考えていない人達だと言う事になります。
 茶番政治を行っている議員達はもはや政治家とは関係無い保身家でしかないのです。自分が生きているうちの、自分の裕福な生活が守られればそれで良い。日本と言う国の将来等はみじんにも考えてはいません。その程度の頭しか持ち合わせていない人達のなれ合い意見交換会である国会にはほとんど意味がないでしょう。しかし、総理の考えは違っていた。

 もしかして総理は悪役を自ら演じた孤高の英雄?そんな妄想を、一会計士が私に放った「このままだと年金制度は後10~15年程度しか持たないんですよ、それを、自分達には決して被害が及ばない『一般国民以外の中枢連中』は皆知っている」と言った言葉から飛躍させてみました。どうなんでしょうかね。

 他にも、我々一般国民には決して知らされておらず、国を動かす程の頭の良い連中から、いいようにとりまわされている財政構造の仕組みや出来事が、山ほどあるのだと思います。

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