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Stones alive complex (Goethite in Quartz)

ガルーダが残した光の軌跡が波打ち、山頂の風景と混ざりあった。

見届けながら亜火ノ聖命の心も、ゆったりと波打ってゆく。

「とりま。
ガルーダも私も、前半戦のやるべき事をやり終え、ひと区切りついたな・・・」

寄せ迫る時の波の方は。
さざ波から、綾波(重波)さらに敷波(連波)。
そして、伊邪那美が黄泉の国で言挙げした人口調整の波打ち際へ押し寄せる。

金融の波、文明の鼓動。
遺伝子の波、生命の鼓動。
シューマン共振の波、惑星の鼓動。

「終わりと始まりを区切る儀式の宴か。
それが終演すれば、存在の波が縄文状態へ復興される、はず!
それまでは暫く、鎌倉権五郎景政的にフェイクな天下人をシバく役者が登場してくるのを、ゆるりと待てっちゅう話のようだな・・・」

(おわり)

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