ポケベルが鳴らなくて
「ポケベルが鳴らなくて」って、良い歌ですよね。
歌も良いし、曲も良い。
いや、実は全然世代ではないのですが。リアタイで聴いた記憶はないが、心に宿るセンサーがこの曲を聴いた時に「あの頃」を感じさせる。そんな事ってありませんか。
あ、いや、ないなら良いです。
で。
ポケベルが鳴らなくて、って言うくらいだから、前提として「ポケベル」があるんですよね。ある事が前提。
でも、今ないですよね。
私はポケベルが生きていた頃に幸いにも生きていたので知っていますが、それこそリアタイで実物を見たことはないですし、それを言ったら生まれてなかった人の比率もだんだん上がっているでしょうから、それこそ生まれてこの方、その存在を聞いた事もない、と言う人も多いでしょうね。
まぁポケベルの機能や外観については、今回は特に重要ではないのですが。
要は、この歌の良さは(今となっては)「ポケベル」がある事が「良い歌」である事につながる「意味」があるのではなくて、「歌自体が良い」と言う事になります。
実にストレート。だが、それが良い。
その時代の世相を反映する商品名などは、やはり数十年もすれば廃れるもの。
ただし、商品名を含んだ歌の普遍的な良さについては、むしろ際立つと言うもので。
まぁこんなこと言うのは、私が80年代好きなので、この歌は(たぶん)90年代にリリースされたにも関わらず80年代の匂いがぷんぷんするので「良い」と思うだかもしれませんが。
要は、良いものは時代を超えて評価されるって事です。
おお、ついぞ「何が良いか」の評論をする事なく終わったぜ。まぁいっか。
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