シェイクスピア&カンパニー書店のやさしき日々 ジェレミー・マーサー 河出文庫
Twitterで河出書房さんの新刊案内を見て「あ!」と思った。
『シェイクスピア&カンパニー書店』というのは、雑誌「鳩よ!」2001年12月号「僕の滋養となった100冊の本」坪内祐三に確かあったぞ!と。
で、自分でScrapboxに作った、その100冊のリストを確認したら、やっぱりあった!!ということで、ネットでポチした。
届いたところで、Scrapboxに書誌データを登録したが、著者名も署名も赤字のままだ。
買った本の元版を確認したが、タイトルに変更はない。
あれあれ???と思い、もう一度よーく確認してみたら、私が買ったのはジェレミー・マーサー『シェイクスピア&カンパニー書店のやさしき日々』(河出文庫)だが、100冊のリストにあったのは、シルヴィア・ビーチ『シェイクスピア&カンパニー書店』(河出書房)だ。
Amazonで検索してみたら、そもそもシルヴィア・ビーチの署名は『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』だった、というおまけが付いてきたw。
1887年アメリカのボルチモア生まれの初代店主シルヴィア・ビーチが、<ジョイス『ユリシーズ』の出版社として名高いパリのオデオン通りにあった伝説的な書店の20世紀文学の舞台裏を綴>った本と、1971年カナダ生まれで、99年パリに渡り二代目店主の店に滞在した元新聞記者が<風変わりな店主や居候たちと過ごしたドキュメント>の本か。時代も、立場も、境遇も違う二人が描く「シェイクスピア・アンド・カンパニー書店」とは?
ということで、『やさしき日々』は「文庫本を狙え!」で候補になったかどうかは、読んでみないとわからない。
ちなみに『書中日記』には元版の『やさしき日々』の言及はみつからなかった。
貧しい作家や詩人たちに食事とベッドを提供していたという二代目店主って、どういう人なんだろう?
どんな人が二代目の店には集まってきたのだろう?
こういうケアレスミスが吉と出るか凶と出るか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?