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ホーカス ポーカス【感想】

こんにちは、ミツカドです。

今回は、最近見た映画「ホーカスポーカス」(原題: Hocus Pocus )の感想をつらつらとお話しさせていただこうと思います。

あらすじ

ベット・ミドラー、サラ・ジェシカ・パーカー、キャシー・ナジミーが演じる魔女の3姉妹と、町の子どもたちが繰り広げる戦いを描いた、ディズニー製ファンタジーコメディ。マサチューセッツ州セーレムには、子どもたちの精気を吸い取るという魔女の伝説が語り継がれていた。ロサンゼルスからセーレムにやってきたものの、町の空気になじめず浮かない日々を過ごしていた転校生のマックスは、ハロウィーンの夜、クラスメイトのアリスンと妹のダニーとともに魔女屋敷の探索に出る。ところが思わぬヘマをして魔女たちを300年の眠りから呼び覚ましてしまう。長い眠りから覚めて腹ペコの魔女たちは幼いダニーを狙い始めて……。監督は「ダーティ・ダンシング」などの振付師として活躍してきたケニー・オルテガ。
1993年製作/96分/アメリカ
原題:Hocus Pocus
配給:ブエナ・ビスタ

出典:映画.com

「魔女」と聞くとおどろおどろしいイメージがありますが、この映画に出てくる魔女達はとてもコミカルなキャラクター。

私はDisney+で視聴したんですが、そこではジャンルが「ファミリー向け、コメディ、ファンタジー」となっており、妙な納得感。

時間も約1時間半と少し短め。
内容も至ってシンプルなものだったので、「片手間に」、「暇つぶしに」、といったときにちょうどいい作品のように感じました。


【感想】※以下ネタばれ含みます



舞台は1993年10月31日のアメリカ、マサチューセッツ州エセックス郡に位置するセイラム。
なんと、実際にこの地域では魔女裁判が行われた記録があるそう。
映画内で魔女裁判といったシーンはありませんでしたが、序盤のほうで魔女たちが絞首刑に処される場面があったので、「セイラム」という場所を選んだのはこの土地が持つ「魔女の歴史」に関係があるのかもなと思いました。

物語の流れとしては王道「俺、魔女とか信じないから」系主人公と8歳とは思えない妹

「あぁ、そう言いつつ何かやらかして『まじかよ』ってパターンね」と思わざるおえないほど王道な主人公、マックス。思春期故かちょっと背伸びしたような態度なんですが、実際は結構なヘタレ具合。
でも、いざという時の妹を助ける姿勢は「強いお兄ちゃん」といった印象を持たせます。

そして、マックスには8歳になる妹ダニーがいるのですが、彼女が全く真逆の性格。
道端でたむろするチンピラ野郎にも食って掛かる威勢のよさは本当に8歳なのかと思うほどでした。

そんな、威勢の良さだけではなく、頭と口もよく回る彼女。
魔女に見つかってしまった場面など、彼女がいかに頭と口が回るのかよくわかるシーンはたくさんあるのですが、なかでも特に印象に残っているのが、兄マックスに向けて放った「一晩くらいクールなティーンエイジャーぶるの休みにしてもいいでしょ」という言葉。

これを8歳の実の妹に言われるとは。なかなかの衝撃だろうなぁ、と思いました笑

魔女三姉妹が愉快すぎる

さて、次はメインである魔女三姉妹について。

この魔女三姉妹は1693年に生きていた女性たち。
なんやかんやり300年後に見事復活出来たものの、見るもの触るものすべてが知っているものとは違いあたふた。

彼女達はとある目的で「若く、幼い子供」を狙うのですが、その過程で起こるこの「初めて見るもの」に対する反応が面白くて笑

アスファルトを真っ黒な川と言ったり、消防隊を魔女狩りだと思ったりetc...主人公がついた、スプリンクラーから出てくる水を「火の雨だ!」という嘘にも本気で信じて怖がり、逃げ惑う。怖く、恐ろしい魔女はいずこへ笑

服装も真っ黒といったものではなく、刺繡などの装飾が施されたおしゃれなものだった所も、「恐怖」とは真逆の彼女達のキャラクター性を表しているように思いました。

もはやマスコット、不死身の猫

3つ目は不死身の猫について。

この猫、実は魔女達に呪われた結果、人間から猫にされたというなんとも不運なキャラクター。
魔女が「自分が復活するための呪文」を唱えたのを知っているので、なんとしてでも復活させまいと奮闘していましたが、王道主人公マックスがさらっと復活させてしまいます。

普通なら「何てことを!」と言ってしまうくらいの行為なのですが、魔女達復活後のバタバタ劇で彼女らを負かしてしまった彼に「やるじゃないか」と好意的な態度。

その後は主人公達と行動を共にすることにした黒猫ですが、
なんだかマスコットキャラのような立ち位置で、思わずクスリ、と笑ってしまう場面も。

魔女のお供といえば黒猫。しかも不吉なイメージ。でも、そんな潜在的なイメージは案の定この作品には通用しないようで、この黒猫もなかなか愉快なキャラクターとなっていました笑

やっぱり出てきた定番、ゾンビ!でもなんだか可愛いく見える...

最後はゾンビです!

ここまでお読みの方はもうお察しかと思いますが、この作中に潜在的認識は通用しません。ゾンビももちろん例外ではなく、おどろおどろしさなんてゼロ。

頭が外れたり、手が取れたりといった「ギョッ」としてしまう場面はありますが、それ以外は何とも人間味を感じる部分が多々。

僅かなものでしたが、口角の上がり下がりにより表情に変化があったり、命令してくる魔女にめんどくさそうなジェスチャーをしたりするなど、「本当にゾンビか?」といった印象が。

今までゾンビキャラに対して好感をあまり持てたことはないのですが(グロ、ホラーが苦手なため、なおのこと。)このゾンビはもう、かわいく見えて仕方がなかったです笑

私的、この作品での一押しキャラは間違いなくこのゾンビですね笑

まとめ

いかがだったでしょうか?
ネタばれを含む内容だったのですが、大まかなストーリーにはほとんど触れていないので、話の内容が知りたかった方には物足りなかったかもしれませんね💦


今回紹介させていただいたディズニー映画「ホーカスポーカス」は1993年制作という、今からもう30年近くも前の作品でした。
確かに、画質やCGの具合が「昔だなぁ」といった感覚はしましたが、ストーリーの内容としては面白かったなと。
SF、ファンタジー作品等をよく見られる方には、流れが読めすぎてちょっとつまらない印象かもしれませんが、登場人物一人一人が結構濃いキャラなので、彼らの発言や行動を楽しむ目的で見るのも悪くないんじゃないかなぁ、と個人的には思います。

こちら、なんと2022年に新作「ホーカスポーカス2」が上映したとのこと。
Disney+で配信されているらしいので、次はこちらの作品を見てみようかなと思います。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

それでは、またお会いできることを願って、、、。

△ミツカド

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