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『底辺の仕事ランキング』に自分の仕事がランクインした私が、今思っていること

先日から話題になっている『底辺の仕事ランキング』。
こちらに、私の現在の仕事である倉庫作業員がランクインしていたようです。
ちょうどいい機会なので、私が今、自分のいる”底辺の仕事″の職場に対して思っていることを赤裸々に綴っていこうと思います!

私は現在、工場派遣として働いていて、今は倉庫での出荷業務を行っています。

私はいわゆる”難関大学”と呼ばれる大学を卒業して、新卒のときは東京のITベンチャーに入社しました。
ところが、このときの仕事は、どうも上手く回すことができませんでした。
私は臨機応変に動くことが苦手だったのです。

そこで、地元に戻って転職活動を始めました。
前職をやめて2ヶ月後、ある工場に事務員として雇ってもらうことができましたが、私はここでも仕事を上手く回すことができませんでした。
工場勤務は淡々と仕事をこなすだけ、というイメージがあるかもしれませんが、この職場はなかなか忙しく、やはり臨機応変な対応がしばしば求められたからです。

このITベンチャー時代~工場事務員時代、そして工場派遣に応募しようと思った経緯については、こちらの記事にもう少し詳しく書いてあるので、興味があればご覧ください。

そして、先ほども記したように去年の3月から工場派遣として働きはじめました。
この仕事は、やることがマニュアルでだいたい決まっており、イレギュラーな作業もそれ程ありません。
臨機応変な仕事が苦手な私にはもってこいです。
それでも大変なことはたくさんありましたが、課題に突き当たったら、その都度「私はどうするべきか」と考え、一生懸命やってきたつもりです。

さて、この職場に入ってから、今までの私では考えられないような現象が起き始めました。
つまりどういうことかと言うと、

「〇〇さんが〆鯖さんのこと褒めてたよ」
「△△さんが、〆鯖さんは仕事をきちんとやってくれるし、今やめられると困るって言ってたよ」

というような報告を、たびたび同僚から受けるようになったのです。

こちらとしては、皆さんのサポートのお陰でなんとかやらせてもらっています、という気持ちでいっぱいです。
それでも、社会人生活5年の間に、戦力として職場から必要とされたのは初めての経験のため、やっぱりどこか嬉しく思う自分がいます。

「東京の会社をやめて田舎に戻ってきてしまってもったいないね」と、ある会社の面接で言われたことがありました。
「大卒ならもっといいところで働けるよ!」と言われることもあります。
だけど、現在の職場と出会えたお陰で、私は仕事を通して成長する喜びを知ることができました。

今の仕事は「底辺の仕事」かもしれないけれど、私は、今の職場で働けてよかったと思っています。
初めての経験がたくさんできたのだから。

自分の中のもやもやした感情を、どのように整理していくか。
周囲とより円滑なコミュニケーションを取るために、他にできることはないか。
など、探せば成長につながる気付きはたくさんある環境だと思います。

感謝しても、しきれません。
いつも、本当にありがとうございます。

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