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2024/7/29 天下一武道会で太陽と戦う

日本地図がどす赤い。今週はずっと最高気温が35℃近くなるらしい。げげげげ、と思いながら外に出ると、びゅー、と熱風が吹きつけてくる。げげげげ、と坂を下って、また、げげげげ、と登った。「汗びっしょり」のお手本とは私のことだろう、ぐらい濡れて帰った。

昼食に子らと3人でおにぎりを握り、卵焼きを作らせる。生トマトをずだんずだんと切って添える。ウインナーはぱりぱりに焼いた。

「午後から学校近くの公園まで行こうかな。誰かしらいるかもしれないし」と次男。
いや待て待て待て。確かに誰かしら遊んでいる公園ではあるが、今日この陽気で外遊びなんかしたら命に関わるぞ。説得して家に留めた。災害レベルの暑さだ。犬も猫も子どもも家に仕舞うのだ。

窓の外が暑さで歪んでいるかのように見える。怖い怖い。次男は諦めてオンラインゲーム上で友達と遊び、長男は一緒にふざけたり、絵を描いたり、文句を言いながら塾の宿題をやったりしていた。

もう日本は熱帯なのだ。子どもらにはなんか首に巻くやつとか、すごい冷たくなるタオルとか、ハンディ扇風機とか、色々持たせているけど、自分が常に丸腰なことに今更ながら気づいてしまったので、日傘を新調しようと検索する。

最強、とか、最高、とか、徹底的にブロック、とか力強い検索ワードがたくさん盛り込まれた商品名の日傘がわんさか出てきてしまって戸惑う。天下一武道会かよ。

結局どれが1番いいのかわからず、ブックマークだけしてブラウザを閉じた。どれもこれも値段は高い。最強の日傘のために今はせっせと働こう。

外の暑さを思って冷たい炭酸水を用意し、しかしエアコンの冷えも気になって温かい珈琲も淹れる。一体どちらに身を置けばいいのか分からなくなって、温かいものと冷たいものを交互に飲んでいたら、お腹が痛くなってしまった。しょんぼりである。

本やなにかしらのコンテンツに変わって私の脳が潤います。