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2024/6/20 潤してこぼれて濡らすもの

水を飲むのが下手くそで、常に胸元を濡らしている。

口元が緩いわけではなくて、コップ(またはそれに準ずる液体を入れる容器)の傾け方が下手くそなのだ。一度にたくさん飲みたいのか、もっと早く飲みたいのかよくわからないが、いつも多めに傾けてしまう。溢れた水は鼻先を濡らしながら胸元を経由して床にこぼれ落ちる。人間は健康を維持するために水分を1日1.5Lは飲むべし、という言説に影響されてなるべく水分を摂るように心がけているので、これを繰り返して1日中胸元を濡らしているというわけだ。

今日もTシャツの胸元をびしょびしょにしながらごそごそ仕事する。小学校はプール開きだ。外気温は29度。ちゃんと入れたかな。

11時になるのを待って、「web TRIPPER」を開いて「傲慢と善良」のコミカライズを読んだ。原作の不穏さをコマで切り取って見せつけられてぞくぞくする。3回繰り返して読んで満足して、ついでに別の漫画アプリも立ち上げてあれこれ読んでしまう。はっと気がつくと30分も経っていた。危ない。

かわるがわる膝に乗ってくる猫たちの毛皮をいじくりながら作業する。詰まったり進んだり。甘いものが食べたくなったけど、欲しい甘さに合致するものが思い浮かばず、冷蔵庫の端っこでしなしなに乾いていた干し芋をレンジで生き返らせてかじった。80%くらい正解の味だった。

冷凍庫の隅で忘れられていた干物を引っ張り出して焼いて昼餐のメインとする。野菜が足りない気がして、水菜をぶたぎってドレッシングをぶっかける。死にかけの残り物で生きるわたくし。

無事プールに入れた子どもらがばらばらにどかどかと帰ってくる。大体毎年プール開きの頃は気温がいまいち低くてプールに入れないことが多い。今年のこれからの夏の暑さを恐れた。

ここから思うように仕事が捗らず、セルフ残業(夕食後も働くことをこう呼んでいる)となる。途中で子どもらと約束していた「ソロ活女子のススメ4」最終回を視聴。案の定コリアンタウンに行きたいとねだられる。でも私も行きたい。美味しいものを食べ歩く、ということを随分やっていない。辛いもの、甘いもの、もちもちしたもの、サクサクしたもの、あれこれを「美味しいね」と言いながら過ごしたら、さぞ楽しかろう。

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