![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146857658/rectangle_large_type_2_7fdd9d97bbb6743bf0f87f871a420cec.jpeg?width=800)
お墓参りに行ってきた
両親と一緒に新潟にお墓参りに行ってきた。
しかしわたしの出身地は新潟ではない。
説明するならば、
・わたしの両親は新潟出身
・親が転勤族だったためわたしは各地を転々としながら生きてきた
・お盆には新潟の祖父母の家に両親と共に帰省していた
このため、出身地ではないが、新潟に思い出と思い入れはあり、祖父母の墓もある。
というわけだ。
よくわかんないよね。
で、お墓参りに行ってきたはずなんだけど、
どっちかというと水族館のついでにお墓に行ってきたって感じになった。
だからお墓参りの話っていうか水族館の話をする。
行ってきたのは「マリンピア日本海」という水族館。
新潟駅からバスで行ける。
タクシーでも行ける。
入館すると当然だけど魚がいっぱいいる!
魚だ!
うれしい!
……ん?
![](https://assets.st-note.com/img/1720665421788-Y5RT03ECjL.jpg?width=800)
うわ?!
![](https://assets.st-note.com/img/1720665421723-HU28pggYL5.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1720665421734-FAm5Ez5mol.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1720665421754-8mhnh8pijS.jpg?width=800)
うわー!
なんだこれ?!
わたしはもうこの魚に夢中になってしまった。
この魚はコブダイ。
頭にコブがあるね。
画像で見ると「ふーん、コブダイね」って感じでしかないと思うけど、実際に見るとすごいから!
何か得体の知れないでっかいものが目の前をぬおーんと横切っていくあの感じ!
驚きとすこしの恐怖と、おかしさ。
なんか笑っちゃう。
ケタケタ笑いながらコブダイを追いかけて写真を撮っていたので、ほかのお客さんは怖かったかもしれない。
コブダイは見た目も面白いけど生態も不思議で、強いメスがオスになるらしい。
わけわかんねぇよ〜!
なんでそんなことになるんだよ〜!
おもしれぇ〜!!
コブダイのぬいぐるみ買おうかな?!
![](https://assets.st-note.com/img/1720665822673-geHzy38jrf.jpg?width=800)
コブダイの他にも当然たくさん魚はいまして、口が長いやつとか、口を真四角に開けてるやつとか。
名前忘れちゃったけど。
でも写真撮り忘れたから載せられないです、ごめん。
あ、チンアナゴがいました。
砂に埋まってるやつ。
あいつけっこう体が長くて、砂からずるずるずるずるって出てきてちょっとびびった。
あとイルカもいたし、ペンギンもいた。
思ったより広くて全然回りきれなかったからまた行きたい!
お墓参りさえなければもっと長居したのに……。
しかし本来の目的はお墓参りなので水族館は切り上げてお寺へ。
ところが父が道を間違え、ついでにお花と線香を買い忘れていたことが判明。
あわてて父がお花と線香を買い、やっとお墓についたところで今度はライターがないことに気づく。
火種がなくお線香とろうそくに火がつけられないので、
「火がついてるってていでお参りしよう」
ということになった。
ああ、確実にこのうっかりさを父から譲り受けているよなぁわたしは、とあらためて思った。
それでも父はしっかり仕事していた(しっかり失敗もしていたと思うが)ので、すごいと思う。
そんなこんなでお墓参りは終了。
ホテルに泊まり、翌日は帰るだけというさみしいかんじだったけど、旅行自体が久しぶりで楽しかった。
おいしいものもたくさん食べたし。
新潟にはいろんな思い出があって、
今回はそれをなつかしく思うことが多かった。
まだわたしが子供だったころ、祖父が自転車の後ろにわたしを乗せてくれた。
祖父の背中につかまって、信濃川の川辺を自転車でずーっと走って、輝く川を眺めたときのドキドキとワクワクと安心感。
頭の中で現在のわたしと、子供の頃のわたしがひそひそ声で話し出す。
「あのときは学校での嫌なことも全部忘れられたよね」
「学校、嫌だった。みんないじわるだし」
「おじいちゃんはわたしがいい子でも悪い子でも変わらずずっと好きでいてくれたね」
「おじいちゃんと手をつないで寝たの、うれしかった」
「うれしかったね」
子供の頃の自分と少し仲良くなれた気がした。
わたしは勝手に無から湧き出てきたのではなく、祖先がいて、両親の子供として生まれてきて、愛してくれた人もいた。
それが確認できてよかった。
家族というのは呪いにもなるけど、そのせいでわたしは孤独ではないということも確かだ。
それはそうとして、新潟は海産物がおいしいので行く機会があれば食べてみて欲しい。
なんだこれ。
収集つかなくなっちゃった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?