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登園しぶりから成功体験を!

夏休みが終わり、2学期が始まりましたね。久しぶりの幼稚園、楽しみに行った子もいれば、ずっとお家にいたい!と行きたくなくなってしまった子もいるでしょうか。

登園しぶりが出た時に、どう対応すればいいのか悩みますよね。

幼稚園や保育園は子どもにとって初めての集団生活。

今まではお家の中で、ママやパパが自分の思いを満たしてくれていた。
やりたくないことは嫌だと言ってやらないこともできた。
怖いことがあってもママと一緒だったら安心できた。
怒られたって、ママが自分のこと大好きなこと知ってるから大丈夫と思えた。

そんな生活からの初めての集団生活。

お腹空いて早くご飯食べたいのに、給食がまだ出てこない。
今、おもちゃで遊びたいのに、先生が座ってお絵描きしましょうって言う。
お友達がぶつかってきて怖かった。
お部屋で走っちゃったら先生に怒られた。

子どもも、なんだか思うようにいかないぞ?お家なら大丈夫なのに、幼稚園ではダメなの?嫌な気分の時はママと一緒にいて安心したいのにママがいない!と戸惑いながら少しずつ慣れていくわけです。

なので、最初や久しぶりの登園で「行きたくない!」が出てくるのも自然なことですよね。

そこで少しずつ成功体験を積む。

行きたくなかったけど、行ってみたら楽しかったかも!

絵描くの嫌だったけど、先生が色の塗り方教えてくれたら描けて嬉しかった!

お友達と追いかけっこしてみたら仲良くなれた!

苦手な食べ物食べたら先生が褒めてくれた!

みんなでお歌歌うのって楽しい!

と成功体験や楽しいことや好きなことも増えていくと、幼稚園(保育園)って楽しい!と思えるようになってきますよね。

幼稚園や保育園は集団生活なので、楽しいこともたくさんあるけれど、嫌なこと、上手くいかないこともたくさんある。

その中で、どうやったら自分が楽しめるか、安心できるか、どうやって嫌なことに立ち向かうか、それを乗り越える経験をして自信に繋げていくのが幼児教育の醍醐味だと思っています。

この先、小学生、中学生、高校生と成長していく中で、自分で立ち向かえないほど辛いことがあった時、そのことから距離を置く選択をするのもいいと思います。
色々な選択肢の中から自分で選んだ選択であれば、その思いに寄り添ってあげたいと思います。

ですが、幼児期はいろんな選択肢があることを知り、集団生活の練習をする時。最初は上手くいかなくて当たり前なんですよね。

まだまだ子どもが先生にも親にもオープンに話したり頼ったりできるこの時期に、上手くいかないこと、嫌なことへの向き合い方や解決の仕方を学んでほしい。

なので、登園しぶりの原因がママと離れるのが不安!というのであれば、
不安だけど行ってみた→そうしたら楽しいこともあった→ママもちゃんと迎えにきてくれた!→大丈夫だった!
という成功体験をしてほしいと思うのです。

この成功体験をするポイントは、登園時間の早い時間に連れて行き、降園時間の早くに迎えに行くことではないかと思っています。(幼稚園の場合)

開園してすぐは来ている子どもの数も少なく、先生にも余裕があります。泣いている子どもを連れて行っても、先生も落ち着いて対応できるのですよね。すると子どもの不安も軽減してくる。
そしてお迎え時間になったらすぐに迎えに行く。
すぐママを見つけられると子どもはとっても安心します。

(保育園の場合はご家庭によって降園時間は変わると思うので、もし17時過ぎに迎えに行くのであれば、17時に迎えに行くよ!よりも17時30分に迎えに行くよ!と伝えておく方がおすすめです。)

もし、登園しぶりの原因が、幼稚園(保育園)で嫌なことがある場合。
それが何なのか、どうしたら解決できそうか一緒に考えてみる。
それを先生にも伝えて、一緒に考えてもらうのがいいと思います。
こうして嫌なことにも向き合ってみて、解決できた!少し不安が和らいだ!というのも成功体験になりますね。

最後に、子どもが幼稚園(保育園)に「行きたくない!」と言ったらまずは共感して思いを受け止めてあげて下さいね。
「そうだよね、行きたくないんだね、わかるよ、ママもそういう時あったもん。」と。

ママはあなたが行きたくないって思ってることちゃんとわかってるよと言うことを伝えてから、「行ってみたら楽しいことあるかもよ!」「ママ、すぐ迎えに行くからね!」と気持ちが切り替えられるような言葉をかけてほしいと思います。

また一つ成功体験が増えますように。

長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!



お子さんの登園スイッチが押せたら!と思って書いた記事がこちら。良かったら合わせて読んでみて下さいね!

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