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フランスまでの切符

秋になり、職場のI先生が季節だから上海蟹🦀を皆で食べに行こう、と素敵な提案をしてくれた。非常に心が揺れたが、私はフランス語の日だったので辞退した。

クラスを一日足りとも無駄にしたくなかったのだ。我ながらよく蟹🦀に勝ったと思う…

先生がご馳走してくれるので、私以外事務所の全員が参加だった。OHさんにも「一日くらい学校休んだっていいじゃない。マジメねー」と呆れられた。

日仏クラスでは鼻息荒く、分からないところはその場で先生や周りに聞きまくってクリアにして行った。
クラスメイトは忙しいのかチラホラと通学者が減っていき、夏学期後期の授業は人数がかなり少数となっていた。

よく近くの席に座っていた都庁の男性と流れで何となく一緒に帰ってから、教室の出口で待たれるようになったのがちょっとイヤだった(タイプなら良かったんですが…)
帰宅方面が同じなので、一緒に電車に乗った際にお名刺を渡され、名刺を持ってなかった私はうっかり自宅の電話番号を書いて渡してしまったのだ(はい、自分が悪いのです…)

番号渡されたらそりゃ電話かけますよね…
週末に早速自宅に電話がかかってきた。
何を話したのかほぼ覚えてないが、税金を下々から徴収する話を鼻で笑いながらしてた辺り、イヤ〜な気分になったのを覚えている。。。

また電話してもいいですか?と言われ、自分で番号渡しておきながらかけるなとも言えず、ムニャムニャとどうにかこうにか電話を切った。
結局翌週も教室出口で待っていたので、どうしようも出来ずに振り切って逃げた。
その後の秋学期のクラスに彼の姿は有りませんでした…。

秋学期は元仏文科のお姉さんと綺麗なお嬢様風の方と仲良くなり、助け合いながら何とかテキストを進めた。
(お嬢様風の方は、本当にお嬢様だったようで、今日は歩いて帰ろ♪と呟かれたので、えっ!歩くってどこまで⁈と聞いたところ四ツ谷にお住まいで、いつもタクシーか歩きで来られていることに埼玉県民は驚いた…でもおっとりと可愛らしい方でした)

満を辞して11月になり、青学の校舎で仏検3級を受けた。

結果はどうあれスッキリしたくて、試験終了後そのまま美容院に行き、伸び伸びだったロングのパーマヘアをストレートに戻す。

そして帰りの電車内では待ちきれずに自己採点。
満点💯では無かったが、合格点は優に上回っていた。

…よし、旅行の計画だ✈️

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