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「どこに、どういう風に発言するべきなのか。自分はどうして欲しいのか。」を、考えよう。


このブログを3行で言うと

・発信する場所は考えましょう。
・発信する場所によっては、適切な発言・情報が求められます。
・「どうしたい、どうしてほしい」を述べましょう。
 それが整理できてないのであれば、その旨を書こう。


前フリ

わたしの会社には、社員が気軽に好きなことを書ける社内ブログがあります。

その中で、最近「抗うつ剤が効かない」「向精神薬が効かない」といったブログを見ることが増えました。

ブログの内容を要約すると

・うつ病
・抗うつ剤と向精神薬を飲んでいる
・けど、効かない。
・Twitterやブログでセカンドオピニオンを勧められたが、実行するほどの元気はない。

です。


発信する場所は考えましょう。

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ブログなので好きなことを書けばいいです。

そこにとやかくいうのは筋違いです。

ブログは、読み手ではなく書き手のためのモノだと私は思っています。

しかし、、、

全社員(社長~アルバイト)まで見れる社内ブログで
『私はうつ病です!薬効きません!』と書くのはどうなのでしょうか。。

賛否両論あるでしょう。

書くこと自体は良いのです。発言の自由です。

ただ、
私が一番問題だと思っているのは、
うつ病の原因が会社かどうか、ブログから読み取れないということです。



発信する場所によっては、適切な発言・情報が求められます。

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読み手には、その人がなぜうつ病になったのかわかりません。

・会社の人間関係のせい
・仕事に対してやる気が失った
・プライベートで恋人にフラれた
・家族との折り合いが悪くなった

鬱の原因はいろいろ考えられます。

しかし、その人の鬱の原因がプライベートのことが原因であっても
少なくとも、社内ブログに書いている以上、
読み手の何人かは「会社で何かあったんだ」と思うでしょう。

・夢や希望を持って入社した新入社員
・仕事にやりがいを感じている若手・中堅社員
・周りをサポートしてくれる仲間たち
が、
『私はうつ病です!薬効きません!』という記事をいきなり見て、どう感じるでしょうか。

いい気はしないと思います。。。

読み手の中には「私もうつ病!どうにかしよう」と同意してくれる人もいるでしょう。

しかし、身構えてしまう人がいるのも事実です。

だからこそ、
なんのために書いているのか」が重要になってくるのです。



「どうしたい、どうしてほしい」を述べましょう。
それが整理できてないのであれば、その旨を書こう。

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私が、その『私はうつ病です!薬効きません!』のブログを読んだ第一声は、

「で・・・?」

でした。

再度確認しておきますが、ブログの内容は以下の通りです。

・うつ病
・抗うつ剤と向精神薬を飲んでいる
・けど、効かない。
・Twitterやブログでセカンドオピニオンを勧められたが、実行するほどの元気はない。

せめて、ブログの締めに
「このように、私は鬱なのでしばしば情緒不安定な対応をしてしまうかもしれませんがご了承ください」や「労ってください」とか書いてあるならまだしも、「薬が効きません!」と書かれて、私はどうしたらいいのでしょうか。。

ましてや、病院行ってもダメでセカンドオピニオン行く元気もないとなれば、どういうリアクションを取ればいいのでしょうか。

ノーリアクションでいいのでしょうか。
「わたしも鬱ですよ」とコメントしてあげればいいのでしょうか。
「会社全体を巻き込んでどうにかしよう!」と声をあげればいいのでしょうか。

求められている応えが、私にはわかりませんでした。

私も一時期重度のうつ病で、その時の経験から、
「この人は別に応えが欲しいわけじゃなく、聞いて欲しいんだろうな」という解釈をしましたが、本当にそうなのか、私は書き手当事者ではないのでわかりません。

このような不毛な感情を読み手与えないためにも、
書き手本人の気持ちの整理のためにも、
「どうしてほしい」「どうしたい」「それがわからないから、ただ聞いて欲しい。」は述べた方が良い
でしょう。



総括

社内ブログでは、ただ自分の思っていることを書くのではなく、
書き手も読み手もwin-winになるようなブログを書いた方がいいと思います。


ちなみに

私もうつ病です。


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20代社会人♀。声優活動、プロジェクションマッピング作成、いじめ、婚約破棄?、鬱など、いろいろ経験した自分の経験、日常、考えを執筆中。 自分視点でのnoteが多いですが、少しでもみなさんに届くnoteを書けるよう精進します。