ポンプの液漏れ課題を解決!
多くの工場で使用しているポンプには、いろいろなタイプと構造があります。
そのなかでも軸封部の構造は、ポンプの使用条件や運転状態によって生産性を分ける重要なポイントとなります。
今回は、この軸封部からの漏れでお困りの方に解決策のひとつをご紹介します。
たくさん使われている遠心渦巻き型ポンプ
排水処理などで使われているスラリーポンプでは、遠心渦巻き型のポンプが多く使われています。
遠心渦巻き型ポンプとは、扇風機の羽根のようなものがポンプ内にあって、この羽根を回す遠心力を使って水を送り出すポンプのことです。
このタイプのポンプは、水が通るケーシングにシャフトが貫通しているので、どうしてもこの間の部分から液が漏れてしまいます。
このため、この部分からの液漏れを抑えるための部品として、昔からよくグランドパッキンというものが使われてきました。
グランドパッキンのリスク
グランドパッキンはその手軽さと安価さから長く使われてきましたが、その性質上、ケーシングとシャフトの間の摩擦を潤滑するために移送液を漏らし続けるという特徴があります。
液漏れは、その量や液体の性質によっては、いろいろな問題を引き起こすことがあります。
たとえば、ポンプの外側が腐食したり、作業員が滑って事故を起こすリスクが増えてしまったり・・・。
特に、危険な液体の場合、周囲に漏れるだけで健康被害が起きる可能性まであります。
液漏れを抑えるならメカニカルシール
そこで、このような課題を解決するための方法として、メカニカルシールという選択肢があります。
メカニカルシールは、メーカーによってさまざまな種類がありますが、基本的には、機械的な構造で液漏れを最小限に抑える構造になっています。
つまり、グランドパッキンより液漏れが極端に少ない軸封部の構造だということです。
みつわポンプのラインアップでは、ほとんどがこのメカニカルシールを採用。
しかも、漏れを抑える場所が2か所あるダブルメカニカルシールになっています。
たとえば、硫酸の移送での改善実績があります。
硫酸の移送でグランドパッキン式ポンプを使用していたあるユーザーでは、約1ヵ月で液漏れが発生し、最終的にポンプケーシングが腐食してしまう・・・という問題がありました。
このポンプをみつわポンプに切り替えたところ、液漏れがほとんどなくなり、修理の回数を大きく削減することができました。
ポンプの液漏れでお困りの方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
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