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水中ポンプのトラブル、改善できます!

安価で使いやすい水中ポンプは、多くの工場で使われています。
でも、排水処理の汚泥移送などの過酷な条件下では、電気系統のトラブルや耐久性の低さ、メンテナンスが手間などといった問題が出やすいもの。
そこで今回は、排水処理現場での水中ポンプのトラブルを改善する方法をご紹介します。


トラブルの原因

水中ポンプがトラブルをかかえる原因はなんでしょうか?
大きく分けると、以下の4つです。

①清水用を使っている

ひとつは、清水用ポンプを使ってしまっていること。

清水用ポンプとは、キレイな水を送るためのポンプのこと。
でも、「安いし手軽だから」といった理由で、清水用の水中ポンプを排水処理現場で使っているケースがあります。
さまざまな成分や固形物が含まれる排水処理で使っていると、腐食が進んだり、固形分で詰まったりしてすぐにダメになってしまうことがあります

②液温や浸水で電気系統が壊れる

もうひとつは、高い液温や浸水で電気系統が壊れてしまうこと。

排水処理現場では、汚泥をキレイにするために投入されている微生物を生かすために少し温度が高くなっていることがあります。
あるいは、もともと排水処理現場に入ってくる前から高温の液体もあります。
水中ポンプはモーターが水の中に浸かっている状態なので、この高温の液体のせいで、モーターが故障してしまうこともあるのです。

またキレイな水と違って、排水はさまざまな成分や固形物が含まれています。
これらがポンプの部品を腐食させたり摩耗させることで、電気系統の配線まで水が浸水してしまい、トラブルが起きることもあるのです。

③メンテナンスがしにくい

実際に使ってみてはじめてわかることですが、水中ポンプのメンテナンスは意外と大変です。
大きい水中ポンプをメンテナンスすることを想像してみてください。
小さいポンプなら問題ありませんが、大きなものとなると、大人一人でも引き上げることができません
つまり、重機や機械を使って引き上げる手間が発生するのです。

「水中ポンプをメンテナンスする」となったら、多くの場合、何人もの人が協力して作業する必要があります。
修理コストだけでなく人件費もかかるので、意外と大きな損失となります

④メンテナンスサイクルが読めない

「メンテナンスがしにくい」と挙げましたが、実際には、水中ポンプは「壊れてはじめて故障がわかる」という問題もあります。
むしろ、メンテナンスというよりは、「止まったら新品に交換する」ということの方が多いかもしれません。

これはなぜかというと、水中ポンプはメンテナンスの時期がわからないからです。
タンクの中に浸かったままなので、一般的な地上置きのポンプに比べると異音や振動、液漏れなどのメンテナンスのサインがまったく読めません
だから気づくと手遅れなので、新品に交換するしかないのです。

もちろん、新品交換となるとコストがかかります。
それだけでなく、交換のときも人手がかかるので、人件費も必要。
このように総合的に考えると、メンテナンスサイクルが読めないことは、大きなリスクだということがわかります。

解決策は地上化

水中ポンプのこれらの問題を解決するのが、ポンプの地上化です。
ポンプを地上化するだけで、②~④は一気に解決します。

自吸式スラリーポンプの様子

地上に設置されたポンプは電気系統のトラブルはめったに起きなくなり、異音や液漏れなどでメンテナンスのタイミングも早期発見できます
地上にあるので、重機を使った大がかりな作業も必要ありません

そしてもちろんこれに加えて、①と同じトラブルに合わないために、排水に適したスラリーポンプであることも重要なポイント
そこで活躍するのが、自吸式スラリーポンプ「シールセルポンプ」です。

シールセルポンプは、一般的なFC製から、耐摩耗性に優れた高クロム鋳鉄製、耐食性に優れたステンレス製など、ラインアップをそろえています。
お客様の用途や移送液に合った選定ができるので、耐久性も安心です。

水中ポンプでお困りの方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください

▼水中ポンプのトラブルを改善する自吸式スラリーポンプ▼

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