排水処理設備のコストカット
全国の多くの工場では、排水処理設備が不可欠な存在です。
工場からの排水をキレイにし、環境への影響を最小限に抑えるために日々はたらいてくれている大事な設備です。
今回は、この排水処理設備でのコストカット方法をご紹介します。
コストカットできる装置
水をあつかう排水処理設備では、スラリーポンプが活躍しています。
これは、液体と固体粒子の混合物(スラリー液)を移送するためのポンプのこと。
でも、キレイな水ではないスラリー液を送るので、スラリーポンプでは軸封部からの漏れが課題のひとつとなります。
このため、多くのスラリーポンプに使われているのが、外部注水装置。
これは、軸封部に水を流すことで漏れを抑える装置のことです。
当然、ポンプ以外に付帯設備が必要となるということにもなるので、どうしてもコストがかかる設備です。
でも逆に言えば、この注水装置がある場所はコストカットができる可能性があります。
注水装置と一緒に減らせるコスト
注水装置があるとコストカットできる理由。
それは、注水装置をなくすことができるからです。
具体的には、みつわポンプのシールセルポンプをつかいます。
このポンプは、軸封部に無注水型のダブルメカニカルシールを採用。
無注水で液漏れを抑えられるので、いまある注水装置は不要になるというわけです。
注水装置が不要になることでカットできるコストはおもに3つ。
工業用水の使用量削減: 約2~4リットル/分の工業用水が節約されるので、年間の使用量削減が見込めます。
電力消費の削減: 注水に必要な電力が約0.2kW削減され、電気代の節約につながります。
排水処理量の減少: 注水装置から出る廃液の処理が不要になるので、排水処理量も減少します。
もちろん、無注水型なので、注水装置導入時の付帯設備用イニシャルコストもいりません。
1年で84万円のコストダウン
実際にあるガラス工場では、シールセルポンプを使うことで、年間で約84,096円×10台=840,960円のコストダウンが実現しました。
さらに、注水による排水量も大幅に削減できたので、結果として環境保全にも貢献することができました。
「排水設備」「コストダウン」「注水装置」・・・どれかひとつでも当てはまる方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
▼年間84万円のコストカットに貢献したスラリーポンプ▼