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"今できるエコ活動"って何ですか?

皆さんこんにちは!片岡です。

SDGs、脱炭素、省エネ、エネルギー料金の高騰など、エネルギー関連のニュースが連日報道されていますね。
(正直、ここまで頻繁にこのテーマが取り上げられるとは思ってもみませんでした。)
中でもエコロジーの話は、テレビに留まらず多くのメディアで紹介されています。

また就職活動の軸として「SDGs達成に貢献できる企業で働きたい!」という考えをもっている方も多く、このテーマに対してメディアに限らず、世間からも注目が集まっていることを肌で感じる日々です。

皆さんの中にも、こういったテーマに関心のある方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

では、そんな皆さんに質問です。

皆さんの考える“今できるエコ活動”って何ですか?
“地球に優しい活動”って具体的に何ですか?

今回は、私が考える“今できるエコ活動”についてお話していきます。

私が考える“今できるエコ活動”

現在、脱炭素の動きを少しでも活発化させるため、国・自治体単位での取り組みが急激に加速しています。

同様に、scope3(サプライチェーンの排出)の脱炭素化を目下の課題として、企業単位でも多くの取り組みが始まっています。

“脱炭素社会の実現”という課題認識は国・自治体・企業で一致しているものの、今を生きる人々の生活レベルも維持しつつ、脱炭素化を進めていかなければなりません。
という状況の中で、私が考える“今できるエコ活動”のうちのひとつは、“こころが豊かになるリユース”だと思っています。

なぜリユースなのか?

皆さんの生活環境を見渡してみると、
 
自宅には、家具、スマホ、家電、寝具、車、と色々ありますね。
外に出れば、駅、飲食店、百貨店、レジャー施設、工場、と多種多様な建物があります。

そんな日本の今年の輸出入額のデータは下記の通りです。
 輸出額  9兆   21億円(前年同月比 +25.3%)
 輸入額 11兆1,683億円(前年同月比 +53.5%)
 差引額 ▲2兆1,661億円 
(https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2022/2022105.pdf)

数字だけでジャッジするのは好みではないですが、ここまでモノで溢れているにも関わらず、国外から多くのモノを輸入していることがわかります。

新しいモノが手に入ると、(まだ使えても)使い終わったモノは処分されます。
そして生産側はモノが売れ続けるのであれば、生産を続けますよね。
しかしこのサイクルが回ることによって、CO₂排出量は増え続けていきます。

このことから、私たちは、今あるものをより良くする “リユース”が最大の貢献なのではないかと思っています。

当社の取り組み

“リユース”に関わる当社の具体的な事例をベースにお話します。

・電気自動車用電池のリユース
1つの電気自動車用電池を作るには、資源採掘や輸送時の排出も含め100kg CO₂-eq/kWh(IEA産出値) のCO₂が排出されると言われています。

そこで私たちが行ったのが国産電気自動車の使用済みバッテリーのリユースです。

電気自動車用の電池には厳しい基準が設けられているため、電気自動車用としては基準を満たさなくなったとしても、一般的に使用する電池としては十分に利用できます。

それを廃棄するのではなく、BMS(バッテリー・マネジメント・システム)というテクノロジーを用いて安全制御することにより、新しい電池として提供できるようなビジネスモデルを構築しました。

中古品を新しいモノに作り替えることによって、生産時のCO₂排出を削減しつつ、コストも抑えることができます。

詳細は以下をご確認ください。

終わりに

“こころが豊かになるリユース”というのは、モノが豊富にある今だからできることだと思っています。

モノが沢山ある生活ができることが当たり前になっている私たちです。
近くのお店に行けば食料が手に入り、交通機関ですぐ移動できてしまいます。
こんなことができるのは先人たちが多くの技術を残してくれたからです。

しかし便利すぎる世の中が故に、その反動も大きくなるのではないか…と危惧しています。

まだまだ粗削りな弊社ですが、多くのパートナー企業さんと共に新しいソリューションを作っていきます。

皆さんにとって“今できるエコ活動”って何ですか?
是非考えてみて下さいね。

片岡雅典(かたおか・まさのり)
他業界で営業・IR・PRなどを経験した後、2016年に三ッ輪産業に入社。経営戦略部で、新規事業開拓、LPガスや電気事業のさらなるシェア拡大のための新規サービス立案などを担当する。2019年10月、省エネ・防災などにかかわる新規ソリューションを手がける株式会社三ッ輪ビジネスソリューションズを社内ベンチャー企業として法人化し、同社の代表取締役社長に就任。

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