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特許がとれた!小学3年生の自由研究から生まれたストローの話

(はじめに)
これは小学3年生だった娘が夏休みの自由研究でシート製のストローを開発し、その後特許査定をもらうまでの2年間のお話です。8000文字以上と長いのでお時間がある時にでも。

自由研究の始まり

2019年の夏休みも中盤に差しかかってきたころ、当時小学3年生だった娘の更紗(さらさ)は自由研究のネタを探していた。前年の「貝と砂浜のかんけい」で山口県の科学作品展まで行き、今年はもっと上を目指すと張り切っていたのだ。優柔不断な更紗はなかなかテーマが決まらなかったが、「ストローの研究でもしたら?」という妻のひとことで急に目が輝いた。
ちょうどそのころ、学校の図書館で海洋汚染についての本を読んでいたらしく、廃棄プラで海鳥がたくさん死んでいることや、マイクロプラスチック問題のことなどを熱く語り出した。
始めると止まらない蒸気機関車のような性格の娘は、ストローの歴史を調べた後で、「自然にかえるストロー」と「繰り返し使えるストロー」をどんどん比較検討していった。
紙、麦わら、竹、、、くらいかな?と思っていたけど、更紗は「葉っぱを丸める」とか「マカロニをつなげる」とか、微笑ましくも大人からすると現実味のないことを真面目に考えていた。触発された妻も「これはどう?」と、近くのスーパーで空芯菜とライスペーパーを買ってきていた。
(個人的には空芯菜の飲みやすさと自然なカーブが最高だと思った。)

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「できたよ!」と、葉っぱを巻いてセロハンテープで止めたものや、マカロニを5〜6個、やはりセロハンテープでグルグル巻きにしたストローを持ってこられたときはちょっと笑った。セロハンテープへの依存度がすごい。
そうやって「やるまでもなく現実的じゃないし、ダメでしょ」というようなアイデアでも”小学生の自由研究”という後ろ盾があり、僕も妻も子供心を刺激されて一緒にワイワイと研究をしたのだった。

巻く

クリアファイルを巻けばいいんじゃない?

その後、ステンレスなど繰り返し使えるストローも研究し、それらは「洗えない」「口当たりが悪い」という2点の問題があることが分かった。
それまでに葉っぱやライスペーパーを巻いてストローを作っていた更紗は「クリアファイルとかで巻いたら洗えていいかもね。」ということに気がつき、くるくるとクリアファイルを巻きはじめた。
僕は「いやいや、”プラスチック”が問題なんだからプラスチックでつくったら本末転倒でしょ?」と思ったけど、まぁ小学生の自由研究だしねと、一緒になって巻いてみることにした。
するとすぐに、「あれ?これは奥が深いぞ」と気が付く。
ストローとしての役割を果たすように巻こうと思ったら様々なハードルがあるのだ。止める位置、口元の安全性、水密性、円筒状であること、シートの厚さ、固定方法、そしてそれらを机や台を使わず空中で巻くということなどなど。
ストローの歴史はGoogleで調べられたけど、これはどう検索しても情報がない。
正解を知らない親子があーでもないこーでもないとA4のコピー用紙を巻いたり切ったりして一緒に考えて展開図をつくり、クリアファイルを使って繰り返し洗って使えるシート製ストローのプロトタイプが完成。止め方には少し課題を残したが自由研究は無事に完成を迎えた。

自由研究イメージ

自由研究完成品

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更紗のプレゼン

夏休みも終わり2学期が始まった。しばらくすると学校の理科室で自由研究の展示が行われ、更紗の自由研究は防府市の科学作品展に出す作品に選出されていた。
更紗が大好きだった理科担当の郡司先生からは、「お父さん!更紗ちゃんのストロー、すごいですね!これ特許取れるんじゃないですか?」と熱く語られ、「今度市内の小学校で自由研究の発表会があるんですけど、出てもらえませんか?」とお声がけをいただいたのだった。小学3年生がプレゼンみたいなことなんてできるのかな?と思ったけど、良い経験になると思い、親子で参加することにした。

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「メモとかいらんの?」と聞くと「読むと間違えるからいらん。」と、スクリーンに映された資料を見ながらマイク片手に大勢の前で説明を始める更紗。その様子がジョブズっぽく、隣で資料を進める僕は笑いを堪えるのに必死だった。
「肝が座ってるなぁ。」

残念ながらこの自由研究は山口県科学作品展まで行くことはなかったが、楽しい思い出となった。

有薗さんとの出会い

郡司先生にいわれた「これ特許取れるんじゃないですか?」のひとことを真に受け、J-PlatPatなどでいろいろ調べてみたが、「シートを丸めてストローにする」なんて案はどこにも載っていなかった。
よく考えたら、あの「普通のプラスチックストロー」は性能も価格も完全に完成形に到達しており、わざわざシートを丸めて作ることに本来メリットなんて一切なく、そんな研究はされていなかったのだ。最新の電卓があるのに新しいソロバンの開発をするようなもので、考えるひとが極端に少なかったのだろう。

特許なんて雲を掴むような話だとは思ったけども、とりあえず山口県知財総合支援窓口に行って相談してみることにした。
担当の有薗さんは、特許と実用新案の違いすら分からない僕の話を丁寧に聞いてくれたあと、娘の設計図をみて「特許出願するには、これを全て論理的に『言葉』にして説明しないといけない。」と仰り、「このシートの五角形にはどんな意味があるのか?」「水が漏れない理由は?」など、シートのどの部分がどんな役割をするのかを僕は徹底的に質問された。
何ひとつ的確に答えられなかった。「色々試してみて結果的にこの形になった。」とか「大体こうだと思う。」ではダメなのだ。

また、もう一つ懸念があった。これは娘がすでに自由研究で発表しているので、「公然知られた発明」となり、自ら発表したものであっても新規性がない発明として特許を受けることは本来できないらしいのだ。
学会などでの発表の場合には、例外的な措置として新規性喪失の例外規定(特許法第30条)というのがあるが、小学生の自由研究が「学会」に当たるかどうか調べる必要があった。(結果としては、新規性喪失の例外規定が適用された)

いずれにしても初めて触れる「知財の独特な世界」に僕は大いに困惑した。

特許を出願するにあたって選択肢は2つ。弁理士に頼むか、自分でやるか。
弁理士に頼むといくらくらいかかるんですか?と聞くと、取得までの長い道のりを考えるととても個人で気軽に払える額ではなかった。
半分仕方がなく、半分楽しそうだと思い、自分で特許出願をすることを決めた。

地獄の3ヶ月 〜特許出願の資料づくり〜

今まで味噌もウェブサイトもパッケージデザインもなんでも自分でやってきたという自負もあり、なんとかなると思っていたが、この「特許」という世界は正直別世界。異世界だった。
まず、この発明に新規性があるかどうかを確認するためにいろんなストローの特許をリストアップして調べたのだが、請求項が日本語なのに、読めないのだ。
何回読んでも一体何を書いているか全然分からない。それは苦手だった高校の古文の授業を彷彿させた。

数日置きに有薗さんの元へ行き、色々と教えてもらう日々。
ちなみに、有薗さんは元大手メーカーで長く知財部署にいらっしゃったエキスパートではあるが、弁理士ではないので、アドバイスはできるが、「書く」ことはやってはいけないのだ。当然だが自力でやるしかない

ある程度「請求項」が読めるようになってから、僕は明細書を書き始めた。

ちなみに(ざっくり話すと)、特許出願の資料は「請求項」「明細書」「図面」に分かれており、「明細書」と「図面」に書かれたことをまとめて「請求項」として一項一文で書き、その「請求項」に書かれていることだけが権利となる。
そしてその「請求項」は出願した後からでも特許庁から「拒絶理由通知書」が届くと2回まで変更することができるが、あらかじめ「明細書」と「図面」に書かれた内容のことからしか変更はできず、その「明細書」と「図面」は出願した後での変更は一切できない。つまり、先ずは「明細書」と「図面」にありったけのアイデアを全部詰め込む必要がある。

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大人の自由研究2-

明細書をつくるため、更紗が自由研究でたどり着いた謎の五角形のシートの秘密をどんどん紐解いていく作業がしばらく続いた。だんだんと姿を現す五角形のそれぞれの辺や角度の意味。そしてそれぞれをひたすら論理的に最適化していった。
全貌が見えてくるにつれ、このアイデアには様々な可能性があることに気が付いていった。ストローをシート状にすることで、あんなことも、こんなことも出来るようになる!それがブルーオーシャンと呼ぶのか泥沼と呼ぶのかは分からないが、とにかくアイデアがどんどん浮かんできたのだった。

図面とか

そうやって頭に浮かんだものはIllustratorですぐに図面にすることができた。味噌屋なのに今まで独学でデザインに取り組んでいたことがこんなところでしっかりと役に立ってくれた。
明細書を書くときに面白かったのが(いや、そんなに面白いわけではないけど)、特許というのは今までにないものをつくるのだから、その部位の一般名称というのがなく、説明するためにひとつひとつの部位の名称を「ストロー保持部」とか「巻き始め長辺部」とか自分で勝手に名付けなければいけない。もはや有薗さんとしか話が通じないパラレルワールドにはまっていくような、本当に異世界となった。

手順2

最適化していく中で、なかなか最後までスッキリしなかったのがシートの固定方法だった。自由研究ではリングを使用したが、正直スマートではなく、考えに考え抜いた。今思うと、なんでこんな簡単なアイデアが思いつかなかったのだろう?と思うようなシンプルな形になったが、最終的にこの形状を思いついたときは真夜中に大声で「これだ!」と叫んだのを思い出す。

出願の終わりとコロナの始まり

出願をしたのは2019年11月29日。自由研究が終わってからわずか3ヶ月後の事だった。濃密過ぎる3ヶ月だった。毎日のように徹夜をしたので、1年くらい経ったような気がする。
なぜこれほど急いだのかというと、特許というのは基本的に出願の早い者勝ちが大原則だからだ。もしかしたら、世界のどこかで今自分が考えていることと全く同じようなことを考えて出願しようとしている人がいるかもしれないという強迫観念にずっと駆られていて、とにかく1日でも早く出願したいと思っていた。
特にプラストローは、これまで完成形だと思われていたものが最近になって新しい観念(脱プラ)により大きくゲームチェンジしたため、世界中の水面下で発明ラッシュが起こっているに違いない。

ようやく出願したときは開放感から本当に安堵した。

ちょうどそのころ、世界の片隅で新型コロナという世の中を一変させてしまうウイルスが産声を上げていた。あのときは半年後にあんな世界になっているとは思いもよらなかった。

商品開発と企業理念の再定義

どんな面白いアイデアも誰かがカタチに(商品化)しないと意味がない。そこを誰かにやってもらおうと業者にアイデアを持ち込んでも時間だけが過ぎ、特許が取れても宝の持ち腐れにいなってしまうケースを多く知っていたので、このシート製ストローはどこかの業者に任せるのではなく、光浦醸造の商品としてスピード感を持って開発していくことは早い段階で決めていた。
光浦醸造は味噌屋だが、ストローは「食卓をより豊かにする」という自社の基本姿勢に沿ったものであることは間違いない。

そう自分の中では納得していたものの、果たして消費者の方にはどう思われるだろうか?という不安もあった。伝統産業である味噌屋がトレンドを追うような商品(特にこんな奇抜なストロー)をつくることにより150年以上真面目につくり続けている味噌への信頼度が落ちることはどうしても避けたかった。

フィロソフィー

ストローを売る前にやらないといけないことは、広告でも販路の開拓でもなく、光浦醸造について再定義して社内外に分かりやすく表現することだった。ストロー事業をこれから本気でやっていくことを前提とした光浦醸造の企業理念を改めて考えぬき、半年近くかけて「味を、人を、あわせる、」というひとつの理念に到達し、「STROLL」ブランドの立ち上げと同日にそのページを公開した。
>光浦醸造について


コロナショックと最初の拒絶通知書

「なんだか中国でコロナウイルスが流行ってるらしいね。」と、他人事のようにニュースをみていたが、あれよあれよとフロートレモンティーなどの売上が激減。輸出やインバウンド向けの販路もピタリと止まった。
また、前年まで「脱プラ」がメディアで声高に叫ばれていたのに、完全に「コロナ」一色となり、ストローなんて誰も興味がないような状況になっていた。
これはストローなんてつくっている場合じゃないとも思ったが、こんな状況だからこそ先を見据えてやらないといけないと自らを奮い立たせていた。しかし、どんどん落ちていく売上を横目に、1円も売上が上がらない開発作業に時間と体力を奪われ、毎日不安で仕方がなかった。

そんなときに特許庁から届いたのが「拒絶理由通知書」だった。

ほとんどの場合、最初は拒絶理由通知書が届くものだと聞いていたものの、「拒絶」という言葉はコロナ禍において非常にストレスだった。国内のストローの特許や実用新案は自分なりに調べ尽くしていたつもりだったが、特許庁は海外の類似例をいくつか挙げてきて、これらとの相違点を求めてきた。アメリカ、中国、韓国で、似たようなコンセプトのアイデアが既に出願されていたのだ。

特許庁審査官

思い切って特許庁に電話をしてみた。
有薗さんから審査官がいかに厳しい人たちなのかをずっと聞かされていたので、まるで閻魔大王様と対峙するかのような覚悟で電話をしたが、審査官の方は非常に穏やかに優しく質問に丁寧に答えてくれた。
何よりも、こんなド素人が書いた特許資料を完全に読み込んで理解し、パラレルワールドかと思われた言葉を流暢に操りながら会話をしてくれていることになぜか感動した。
敵だと思っていた審査官が実は味方なんだとそのとき気が付き、心強かった。

そんな味方の指摘を踏まえ、冷静になってそれらの海外事例をGoogleで翻訳してひとつひとつ検証してみると、逆に安心することとなった。確かに似ている部分もあるが、日本の特許庁が調べた世界の類似案をみても勘所の部分で全く同じアイデアはなく、オリジナリティと優位性があるということが確認できたからだ。
有薗さんのアドバイスをもらいながら意見書と手続補正書を作成して提出し、今度こそ大丈夫だと確信して引き続き商品開発に取り組んだ。

その数ヶ月後、「最後の拒絶理由通知書」が届いたときはやはり敵だったのかと心の中でツッコミを入れた。


STROLLブランドの立ち上げと商品化

商品開発は当然苦労もしたが、楽しい方が強かった。
試作のたびにどんどん閃くアイデアに開発が追いつかず、最初の商品を発売する前からすでに第4弾くらいまでの構想が生まれ、追加で2件の特許を出願した。弁理士にはとてもなれないが、もう便利士くらいにはなれてる気がする。

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ブランド名は、ストローを巻いて(strawをrollして)つくるから「STROLL」とした。strollには、”ぶらつく”とか”散歩する”という意味もあり、緩くていい。

商品名のアイデアを何気なく4歳の息子に聞いてみると、なんだかカッコイイポーズをとりながら「01(ゼロワン)がいい!」と目を輝かせて答えてきた。正直ちょっとダサいなと思ったが、01、02としていけば4弾までのネーミングを考えなくても良くなるなという思いから採用することに。最初の商品は「STROLL_01」となった。
ちなみに、当時彼が大好きだった「仮面ライダーゼロワン」が元ネタだということはここだけの話にしておいて欲しい。

パッケージやロゴマーク、ウェブサイトなどはいつも通り自分で気ままにデザインしてつくった。本当は有名デザイナーに飛び抜けたデザインのカッコいいものをつくって欲しかったが、完全に新規事業のアイテムなので、極力初期費用は抑えたかった。これまで味噌やレモンティーを売るために必死に学んできたそれらの技術が全てストローにも使えて内製化できたのだ。今までの努力は無駄ではなかった。

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発売前に一番問題となったのは持ち運びのケースについてだったが、「台紙をくりぬいてケースがつくれるようにしたら?」という妻のグッドアイデアによりシンプルでスマートなケース付きシート製ストローに仕上がり、さらに友人のムクロジ木器の辻君にハンドメイドの専用ケースも作ってもらうことにも決定。
自分たちにできることを全て注ぎ込み、「STROLL_01」のリリースを迎えた。

今夏の発売直後から、ありがたいことに多くのメディアに取り上げていただいたり、すでに台湾など海外への輸出も始まったりと、新規事業にしては順調な滑り出しをしているのではないかと思うが、まだまだ始まったばかり。ようやくスタート地点に立てたのだ。

ついに朗報来たる!

「最後の拒絶理由通知」への意見書と手続き補正書を出してから何ヶ月経っただろう?結果が出たら一番に有薗さんに報告しようと思っていたが、待てど暮らせど梨の礫、特許庁からの通知が届かない。今度ダメだったら本当にダメだということなのでもう後がなく、毎日どこかそわそわしていた。
2021年9月16日の朝、有薗さんから一本の電話があった。きっと「まだ審査結果は出ないんですか?」と聞かれると思い、そうなんですよ!と愚痴をこぼそうと思って電話に出たが、口頭一番、有薗さんの口から発せられたセリフは意外なものだった。

「取れたね!おめでとう!」

一瞬、頭が真っ白になった。
通知は郵送で僕のところに届くことになっているのに、どうして?聞けば有薗さんは毎日J-PlatPatで僕の出願情報をチェックしてくれていて、その日の朝、その情報が「特許査定」に更新されているのを確認されたらしい。
思わぬところからの知らせに少し拍子抜けしたが、それまで二度の拒絶理由通知書の封筒を開けている僕は、本当に最後の通知となる今度の封筒を開けるのは正直怖かったので、精神衛生上、大変助かった。
奇しくもその日は僕の44歳の誕生日。これ以上ない誕生日プレゼントとなった。更紗と僕はついに「発明家」になったのだ!

温度差よ

学校から帰ってきた更紗に報告すると、「へー、よかったね。」と、どこか他人事のような感じだった。10歳の娘にとっては2年以上前の話はもはや昔話。今はバレエのことしか頭にないようだ。
本人は実感なさそうだが、自由研究での葉っぱを丸めてストローをつくるという、大人からするとやっても無駄だろうと思うようなことを夢中で取り組んだ更紗の姿勢こそがこの「シート製ストロー」のアイデアにたどり着き、こうして結果となったのは間違いない。
夏休みの後で僕が必死に最適な形状を探ってようやく完成したシートの形状も、更紗が夏休みの自由研究で発表した展開図と実はあまり変わりはなかった。
彼女は立派な発明家だと思う。
大人になると想定ばかりが上手くなり、チャレンジする機会がどんどん少なくなるが、その「やっても無駄だ」とか「やってはいけない」ことにこそ、新しいアイデアというのは転がっているんだということを僕は更紗から教えてもらった。
これからも結果を恐れずにいろんなことにチャレンジしていって欲しいし、僕らもその姿勢を見習っていきたい。

次なるチャレンジへ

今回のチャレンジは家族や従業員のみんなの協力なしでは絶対に達成できなかった。本当にありがとう。いつも変なことばかりして不安にさせてしまい申し訳ない汗。早く会社がコロナから復活できるよう頑張ります。
そして、知財の知識ゼロだった僕に色々と教えてくれて特許査定まで導いてくださった有薗さんには感謝してもしきれない。発明の苦しさと楽しさを教えてもらった。特許事務所じゃなくて山口県知財総合支援窓口に連絡をして本当に良かったと思う。

ただ、特許というのはオリジナリティが確約しただけであって、取得したからといって商品クオリティの絶対値が上がるわけではないことはよく分かっている。これはまだまだ始まったばかりのアイテムで、改善すべき点はたくさんある。しかし、一方で未知の可能性もきっとたくさんあるはずだ。
将来、「多くの人が箸のようにストローを自分で巻いて使う文化」を目指すため、更なる商品開発に励み、もっと便利に使いやすく、もっと身近なものになるよう、その時その時の全力を形にしてお届けし続けたいと思うので、是非この光浦醸造の新たな挑戦であるSTROLLブランドの成長を皆さんに見届けていって欲しい。
よろしくお願いします!



ここまでの長文にお付き合いいただきありがとうございました!

そんなあなたに、お知らせがあります!



(※終了しました↓)

初のクラウドファンディングに挑戦します!

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<2021年10月13日10:00〜2021年12月10日まで>CAMPFIREにて初のクラウドファンディングに挑戦いたします!
お届けするのは、STROLLの新シリーズ「Origami straw・折り紙ストロー」です!ぜひこのチャレンジをご覧いただき、応援していただけますと幸いです!

(※終了しました↑)

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