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入浴マニアが語る“朝入浴が脳にいい理由”


いままでなんとなく 「入浴は体に良い」 と感じてきたけれど、ほんとうだろうか。『入浴マニア』が 語る入浴の良さ、朝入浴の効能とは!?


わたしが朝入浴を始めたきっかけは、10年ほど前にうつ病を発症したことです。朝起きてもやる気がでない、元気がでない。そんなときに唯一できたのはお風呂に入ることでした。

毎朝お風呂に入ると心の中を洗い流せたような気がしてすこしずつ気持ちが楽になっていきました。

朝、家を出て会社に行く、そうした日々の通勤だけでも、脳はいろいろな切り替えをしています。運動、記憶、視覚、聴覚、思考などですね。でもずっと家にいて、外に出ない生活が続くと、その切り替え回数が圧倒的に少なくなります。この状態は中高年だけでなく、コロナ禍でリモート生活が続いて、フラストレーションを抱えている多くの人に朝入浴をおすすめしたいと思い、この記事を書いています。


朝入浴で昼と夜の集中力をあげる

入浴マニアを自称するわたしは、お風呂が体にいいことはもちろん、「朝入浴」を推奨しています。その根拠のひとつが、朝風呂に入るとスッキリ目覚めて体が活動モードになることです。朝風呂をしたことで日中の集中力が上がったことが、“よくある”と回答した人は16.16%、“ややある”と回答した人は52.4%で、なんと、66%の人が朝風呂の効果を感じていました。 一方“全くない”が2.62%、“ほぼ無い”が13.10%で合わせて約15%。 朝風呂が日中の集中力に良い影響を及ぼしていることが伺えます。

「昼と夜の脳活動のメリハリをつけるのが、朝の入浴だと思います。
そして、寝起きが悪い人は起きても脳が眠っていて仕事の効率が悪いです。朝入浴をすることで脳が目覚めシャキッとします。

とはいえ、朝起きるのはつらい。もう少し寝ていたい。

朝、だらだらしていると、頭の中がずっと睡眠の連続のような状態で動いていて、いつ確実に覚醒したのかわからないまま一日が終わってしまいます。午前9時までに脳を覚醒させることで、一日中ピークでいくことができます。脳に正しいリズムを刻むためにも、朝の入浴は効果があるといえます。

目が開いたからといって、必ずしも覚醒しているわけではないんです。お風呂に入って血流をよくすることで、脳も刺激され、確実に覚醒できるのです。

「いつも同じ状態だと、脳には刺激が入りません。たとえば、赤をずっと見続けていても脳は刺激を感じないんです。赤を見た瞬間に刺激を感じて、そのままずっと見ているときは、あまり脳は活動していない。でも、赤が見えなくなると、またスイッチが入る。そうしたオンとオフがあります。朝入浴は、すごく多くのオンとオフに作用します。脳を、まんべんなく使うことができるんですね。
 

朝入浴と血圧の関係



起床直後は1日でもっとも体温が低く血圧も下がっています。
すぐに熱めのお湯に入ると急に血圧が上がってしまうので、高血圧の方は様子をみながらゆっくり入浴しましょう。

入浴前にあたたかい飲み物を飲んで、体温を上げてからの入浴がおすすめです。42℃以上の熱すぎるお湯は避け、38-40℃の心地良いと感じる温度で入浴しましょう。

入浴自体は身体の免疫を上げ血圧安定の効果が期待できます。
お湯に浸かると全身に血が巡りやすくなるので血圧も下がります。
自身の体調とライフスタイルに合わせて、効果的な朝入浴習慣を作っていきましょう。
 


基本の入浴法とは



わたしがどのような入浴をしているのかお伝えします。
朝起きて、まずは白湯を飲みます、寝ている間に約500㎖もの汗をかくと言われています。体内の水分が不足していますよね。

その状態でお風呂に入ると血がドロドロの状態なので体に異変が生じる可能性があります。しかも入浴でかく汗の量は約400㎖です。

水分補給は必須です。

そして、お気に入りの音楽と入浴剤を準備します。半身浴をおよそ20分します。わたしは、ただお風呂に入るだけではなく頭を整理しています。今日一日の課題を考えたり、昨日やり残したことを思い出したり。お風呂に行く前に、解決したい問題を頭の中に入れておくんです。



入浴中は絶好のひらめきタイム



わたしは入浴中四六時中、考えているわけじゃなく、ぼーっとすることも意識しています。そうするとひらめきが起きるんです。
入浴中、ああそうかってひらめきます。朝入浴を、ひらめきタイムにしています。そのために入浴剤の香りも大切ですね。脳科学では、香りが嗅覚を通して脳幹にダイレクトに届くと言われています。ひらめきには入浴剤は大切なアイテムですね。

呼吸も大切です。ボックスブリージングというのがあるのですが、4秒かけて息を吸って、4秒止めます。そして4秒かけて吐いて、4秒止めます。それを繰り返します。そうしたほうが、リラックスできるのでおすすめです。

入浴中に、何か音楽がほしい人もいるでしょう。最近はお風呂で使えるスピーカーがあってスマホとBluetoothでつなぐことができます。濡れても大丈夫なので安心ですよね。リラクゼーション音楽、JAZZ、はたまたロックでもあなたの好きな曲をかけてみてくださいね。
お風呂で音楽が反響するのでまるで音楽スタジオにいるように音楽を楽しめます。


 
また、入浴剤の種類を毎日変えて工夫しています。
毎日あきずに続けられるコツですね!
わたしのお気に入りの入浴剤を少しご紹介します。

1.  クナイプ


いろんな種類があるのですがわたしはネロリがお気に入りです。


2.  エプソムソルト

マグネシウムが配合されています。
経皮吸収されることでストレス軽減につながります。

3.  ヒマラヤ岩塩バスソルト


汗をかきたいときに使っています。


ですが、わたしはマニアすぎて入浴剤を自分で作っちゃいました!


みなさんにご紹介しますね。
黒湯と白湯2種類の入浴剤を作りました。


黒湯:樹木の香り
白湯:白椿の香り

特徴としては、お湯にさっと溶けることとほのかな香りがリラックス効果を生みます。
入浴の後はお肌がしっとりとすべすべに整います。
興味がある方はこちらから購入できる流れなのでチェックしてみてくださいね。


眠気にも負けず仕事量にも負けず


自分の入浴法を細かいところまで話してきましたが、よく驚かれることが入浴が年中無休だということです。
 
忙しいからとかかすこともほぼないのです。
朝の入浴ができるように、午前中が忙しくならないように、前日までにいろいろなことを準備します。それでも追いつかないときがあって、そんな日は十字架を背負ったような残念な気持ちになります。不健康な生活をしていると感じてしまう。そうならないようにするためにも、朝の入浴の位置づけはわたしのなかではとても大事です。

朝入浴の回数が減ってくると、一日のリズムだけではなく、一カ月のリズムが落ちてくるのがわかるという。やむを得ず、夜に入ることもあるが、朝の充実感にはかなわないです。

朝入浴はドーパミン(うれしいと感じるときに作用する覚醒物質)が出ています。体が動きやすくなっ てるんですね。その勢いで、入浴が終わったら片づけをします。

片づけって、ものすごく脳を使うので、全身のアクティビティを上げていないとできません。わたしはもともと物を捨てられないので、全部やろうとせずに場所を決めてやってます。朝入浴を片づけをするためのスイッチにしています。


入浴を通して自分の体と対話する

入浴はいろいろなことをわたしに教えてくれます。季節の変わり目、忙しい時、悩んでいるとき体のコリや痛みに気づくこともある。入浴の時間は、自分の体と向き合う時間でもあるんです。

普段はデスクワークをしていて、人はわたしは座っ てパソコンに向き合っていることが多いです。だから頭だけでものを考えないように、入浴の口実が必要なんです。クリエイティブになるためには、入浴はなくてはならないものです。
 

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