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恐れる育児

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はじめての育児に奮闘中の私が、先回りしてあらゆることを心配しまくっています。
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#エッセイ

恐れる育児-顔面偏差値という呪縛

恐れる育児-顔面偏差値という呪縛

社会の中で生きていく上で、容姿に優れていることは一つの武器になる。

容姿が全てではもちろんない。
だが、容姿が良いだけで得することはある。

手前味噌で大変恐縮だが、うちの赤子はかわいい。
世の中の母親はみんな自分の子が世界一可愛いと思うが言わせてほしい。

うちの赤子は本当にまじでかわいいのだ。
実際、見知らぬ人から褒められることが多い。

最もよく言われるのは、まつ毛が長い、である。

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恐れる育児-オマセさんというボス

恐れる育児-オマセさんというボス

妊娠が分かったとき、男の子がいいなと漠然と思った。

理由の一つには前回書いた通り女の子らしいものが苦手ということがあるが
そもそも女の子自体に苦手意識がある。

保育園の記憶で鮮明に残っているものがある。
多分年長の時のものだと思う。

同じ学年に双子の姉妹がいた。
双子はとてもオマセさんで、ハキハキとよく喋る子たちだった。
特に妹(仮にAちゃんとする)はかなり気が強く、事実上園児の中でボス

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恐れる育児-ピンクモンスター

恐れる育児-ピンクモンスター

10ヶ月になる赤子がいる。
女の子。初めての子である。

10ヶ月の赤子というのは、生まれた直後からすればだいぶ人間らしくなった。

まだ立って歩くことはできないが、ハイハイで自由に移動できるし、気がつけばソファによじ登っていて肝を冷やす。

あやせば笑うし、チャイルドシートに乗りたくなくて泣きながら身体をくねくねよじらせている。
意思を持った生命体なのだ。

だが、まだ無性というか、性別を感じな

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